メインディッシュ
主菜
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メインディッシュ、または主菜(英語: main course)は、コース料理において、もっとも特徴的、あるいはもっとも重要な料理のことである。メインディッシュは普通はアントレの後に供される[1][2][3][4][5]。なお、アメリカやカナダの一部においては、メインディッシュ(メインコース)のことをアントレ entrée と呼ぶ例も見られ、日本でもその影響は見られる。
メインディッシュは、通常、メニューの中で、最もボリュームがあり、最も手がかけられ、最も変化に富み、最も満足感を与える品である。普通は肉や魚といったタンパク質を主とする食材を調理した物である[6][2] [3][4][5]。供される順番としては、通常は、前菜、サラダ、スープの後で、デザートの前である[1][2][3][4][5]。このため、「meat course」、日本語では「メインの肉料理」などとも呼ばれる。
正式なディナーの場合、客を食事でもてなす中核として、入念に準備されたメインディッシュが供される。コース料理全体の構成は、メインディッシュの準備を、客の味覚と期待感の両方で進めるために組み立てられている。また、メインディッシュの後で供される料理は、メインディッシュで受けた刺激を緩和して軟着陸させる、減速作用のようなものをもたらす事を意図している。
関連項目
脚注
- ^ a b 問版主問答網站 (2009年10月27日). “西餐的點菜順序有什麼講究?”. 問版主問答網站. 2020年2月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年7月31日閲覧。
- ^ a b c 林宜蓁,施承旻,劉欣瑜. “西方的飲食習慣─西餐的各式介紹”. 國立基隆高級商工職業學校. 2018年10月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年8月2日閲覧。
- ^ a b c Dolce Vita 品味生活-Facebook (2013年11月29日). “中西日餐的上菜順序”. Dolce Vita 品味生活-Facebook. 2020年2月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年7月31日閲覧。
- ^ a b c 桃園旅館從業人員教育訓練網站. “餐飲服務篇”. 桃園旅館從業人員教育訓練網站. 2017年7月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年7月31日閲覧。
- ^ a b c JIBAO. “西餐禮儀”. JIBAO. 2022年3月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年8月2日閲覧。
- ^ Y&M Club Ltd. (1999–2001). “西餐介绍”. 加拿大移民俱樂部. 2017年7月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年7月31日閲覧。
外部リンク
- Vergé, Roger (1996). The Main Course. Weidenfeld & Nicolson. ISBN 0-297-83638-2 2017年7月31日閲覧。
メインディッシュ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/04 02:35 UTC 版)
しばしば、中間料理が実際のcaput cenae の前にふるまわれた。この料理は実際の中身より装飾が重要であった。 メインディッシュは普通、肉料理であった。一般的な料理は次の通りである: 牛肉は一般的では無く、牛は農耕や運搬を行う役牛であった。そのため肉は非常に硬く、長時間調理しなければならなかった。子牛の肉も一般的ではなく、レシピは非常に少ない。 豚肉は、最も一般的で好まれた肉である。ブタのすべての部位が食べられ、若い雌豚の乳房や子宮のような、より一般的でない部位が美味と考えられていた。 イノシシもまた飼育され、屠殺されるまで肥育された。 ガチョウが飼育され、肥育されることもあった。強制給餌の技法がすでに知られており、今日のようにフォアグラは特別なごちそうであった。 鶏肉はアヒルより高価であった。孔雀や白鳥のような他の鳥は、特別な場合にふるまわれた。去勢した雄鶏と肥育雌鳥(卵巣を除去した雌鳥)は特別なごちそうと考えられていた。紀元前161年に執政官のファンニウスが肥育雌鳥を禁止したが、禁止令は無視されていた。 ソーセージ(farcimen)は、驚くほど様々なレシピや形式に従い、牛肉と豚肉で作られた。特に普及したブラッドソーセージのbotulus は、路上で販売されていた。最も一般的なタイプのソーセージのlucanica は、短く太い素朴な豚肉ソーセージで、そのレシピはイタリアや世界の他の地域で今日も使われている。ポルトガルとブラジルのlinguiça は、ローマのソーセージの一種を源流としている。 特別な趣旨のため、ソーセージと果物を詰めたブタの丸焼きが立っている状態でふるまわれた。切ると、ソーセージが内臓のように溢れ出す。このようなブタはトロイアの木馬になぞってトロイアのブタ(porcus Troianus)と呼ばれた。 ノウサギとウサギが飼育され、前者の成功は難しいがウサギの4倍高価であった。このためノウサギはぜいたくと見なされ、肩肉が特に好まれた。 ローマ全域で食べられていたかは不明だが、ポンペイの住民は、キリンやフラミンゴの肉、スペイン産の塩漬け魚や外国産の貝類やウニ、インドネシア産の香辛料など、多様な食べ物を輸入していたことが分かっている。 魚は後半にふるまわれ、肉のみよりも高価であり続けた。淡水と塩水の池での養殖が試みられたが数種類の魚を捕らえて肥育させることはできなかった。最も一般的な魚は、ヒメジ科(mullus)の魚である。特定の時間のこの魚は最上のぜいたくの典型と考えられた。水から出て死ぬと、うろこが明るい赤になることが理由である。このため、これらの魚は、時に食卓でゆっくり死ぬことがあった。これがソースの中(in garum)で行われるレシピさえあった。しかし、帝政期の初めにこの習慣は突然終わった。その理由はトリマルキオの響宴(サテュリコン参照)でのヒメジ科(mullus)の魚が、時代遅れの魚の死ぬ姿で客を退屈させる成金の特徴であることが示されたからである。 今日でいうサイドディッシュや付け合わせはなかったが、小麦の伝来に続いてパンがすべての身分で食べられた。その後、オーブンを使用できない最貧民のみがpuls を食べ続けなければならなかった。パンは、様々な異なる種類があり、急速に例外的に一般的となり、西暦270年から公的なパン屋がローマで規定された。
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