米の飯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/01 10:23 UTC 版)
かつて、米は年貢として納めていたため、祭りや祝い事などの特別な時でなければ食べられるものではなかった。しかし、稲刈りも終わった頃、吉四六は無性に米の飯を食べたくなった。そこで、今にも雨が降りそうな時を見計らって、いきなり家の外に出て「おー、今から行くぞー」と叫ぶ。家内が何事かと尋ねると、今日は若い衆を集めて橋を架ける工事に借り出されたと告げる。それなら仕方無く、家内は米の飯を弁当にこしらえた。だが、ちょうど飯が炊ける頃になって雨が降り出す。吉四六はまた家の外へ出て、「おー、そうかー、橋架けはやめじゃあ」と一芝居を打った。そしてのんびりくつろぎながら自宅で米の飯を頬張るのであった。
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「米の飯」の例文・使い方・用例・文例
- 白米の飯
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