『黄金伝説』
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「ヤコブス・デ・ウォラギネ」の記事における「『黄金伝説』」の解説
ウォラギネの主著である『黄金伝説』は、1267年ころに完成した。ラテン語散文で書かれ、旧新約聖書の全体にほぼ匹敵する分量である。その最初の章は「主の降臨と再臨」をあつかい、新約聖書の終篇と直接結びつき、いわば聖書の物語を引き継ぐ形をとっている。聖人たちの伝説のみならず、ヨーロッパ中世期までに成立したキリスト教の祭日などの習慣を聖書の権威にまでさかのぼって説いている。この著作がヨーロッパ文化に与えた影響は、計り知れない。人文書院より邦訳が刊行された。現在は平凡社ライブラリー。
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