おうごんでんせつ〔ワウゴンデンセツ〕【黄金伝説】
黄金伝説
黄金伝説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/30 13:30 UTC 版)
黄金伝説(おうごんでんせつ)
- 金の伝説。地中眠る埋蔵金にまつわる伝説。
- 黄金伝説 (聖人伝) - 13世紀のジェノヴァの大司教でドミニコ会士ヤコブス・ア・ウォラギネの著書。キリスト教の聖人の伝記集。
- 黄金伝説 - 石川淳が戦後すぐに発表した小説。進駐軍兵士に翻弄される日本人の姿を描いたため、当時の単行本には収録できなかった。
- 黄金伝説 - 半村良が1973年に発表した小説。伝説シリーズの第1作。東北で発掘された土器と洞窟に眠る黄金を主軸にした伝奇小説。
- 黄金伝説 (アルバム) - イギリスのポストパンクバンド、シンプル・マインズのアルバム。
- 黄金伝説 (映像作品) - 山下久美子が1984年に発表した映像作品。
- 『聖闘士星矢』のファミリーコンピュータゲーム作品。
- 黄金伝説 - テレビ朝日のバラエティ番組『いきなり!黄金伝説。』の直後に放送されているミニ番組。
黄金伝説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/07 18:33 UTC 版)
黄金伝説では次のような聖人伝が伝えられる。 パウロスはデキウス(あるいはガリエヌス)治下でのキリスト教徒への迫害を見て砂漠へ逃れ、それ以降を隠者として過ごした。同じころ、アントニオスもまた、砂漠で隠者として暮らしていた。アントニオスは自身が最初の隠修士(独住修士)であると考えていたが、夢の中で他に神聖で優れた隠修士がいるとのお告げを受けたため、その隠修士を探しに行くことにした。アントニオスは道中、ケンタウロスや棕櫚の実を運んでいるサテュロス、オオカミの道案内を得て、パウロスの住む洞窟へとたどり着いた。パウロスはアントニオスが訪ねてくることをあらかじめ察していた為、戸にかんぬきをかけていたが、アントニオスの懇願にほだされ迎え入れた。食事のころになると、一羽のカラスが2人分のパンを運んできた。アントニオスが驚くと、パウロスはいつもはこの半分の大きさのパンが神から贈られてくると伝えた。パウロスとアントニオスは互いに遠慮しパンに触れなかったが、最後に2人が同時に触れると、パンは2つに分かれた。アントニオスは自身の草庵に戻る直前、パウロスの魂が天使によって天国へと運ばれるのを見た。急いで引き返すと、パウロスは祈る姿のまま死んでいた。アントニオスが埋葬のための穴が欲しいと考えていると、2頭のライオンが現れ穴を掘った。アントニオスはパウロスを埋葬したのち、彼の着ていた棕櫚で編まれた服を持ち帰り、大きな祝日にはそれを着るようになった。
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「黄金伝説」の例文・使い方・用例・文例
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