もととは?

もと【下/許】

《「本(もと)」と同語源》

物の下の部分また、そのあたり。した。「旗の—に集まる」「の—に花見の宴設ける」

その人のところ。そば。「親の—を離れる

その規則支配力の及ぶところ。「厳し規律の—で生活する」「監視の—におかれる」

(「…のもとに」の形で)…した状態で。…で。「敵を一撃の—に倒す」


もと【元/旧/故】

《「本(もと)」と同語源》以前。むかし。副詞的にも用いる。「—の同僚」「この地に—から住んでいる人」「—あった所に戻す」「—大臣


もと【本/元】

【一】[名]

物事起こり始まり。「事件の—をさぐる」「うわさの—をただす」

(「基」とも書く)物事根本をなすところ。基本。「生活の—を正す」「悪の—を断つ」

(「基」とも書く)基礎根拠土台。「何を—に私を疑うのか」「事実を—にして書かれた小説

(「因」とも書く)原因。「酒が—でけんかする」「風邪万病の—」

もとで。資金また、原価仕入れ値。「—がかからない商売」「—をとる」

(「素」とも書く)原料材料。たね。「たれの—」「料理の—を仕込む

それを出したところ。それが出てくるところ。「火の—」「製造—」「販売—」

ねもと。付け根。「—が枯れる」「葉柄の—」

箸(はし)や筆の、手に持つ部分

10 短歌の上の句。

「歌どもの—を仰せられて」〈二三

【二】接尾(本)助数詞

や木を数えるのに用いる。「一(ひと)—の

(たか)狩りに使う数えるのに用いる。

「いづくよりとなく大鷹一—それて来たり」〈咄・醒睡笑・五〉

[下接句] 孝は百行(ひゃっこう)の本・失敗は成功のもと短気は未練の元釣り合わぬは不縁の基生兵法大怪我(おおけが)の基・油断は怪我(けが)の基


もと【旧・故・元】

1 (「もと(本)」と同語源)

① むかし。以前。はじめ。さき。

万葉(8C後)九・一七四〇「この箱を 開き見てば 本(もと)の如 家はあらむと」

源氏100114頃)桐壺「内には、もとの淑景舎御曹子にて」

② 本来。元来

小学読本(1873)〈田中義廉〉二「もとこれは、同じなれども、入れたる、器の形ちに由て、円き形ちと、四角なる形ちのと、なれり」

2語素地位身分役職を示す名詞の上について、以前にその位置いたこと表わす。特に、直前身分などについては「前(ぜん)」を冠するのに対し、それ以前経歴を示すのに用いる。「元首相」「元教授


もと【本・元・基・下・許・素】

1 (「すえ(末)」の対)

[一] 存在基本となるところ。

草木の根。。ねもと。立っているものの下部

古事記(712)下・歌謡「立ち栄(ざか)ゆる 葉広(はびろ)熊白檮(くまかし) 母登(モト)には い組竹生ひ 末(すゑ)へには たしみ竹生ひ」

大鏡(12C前)五「高御座みなみおもてのはしらのもとをけづりて候なり」

物のつけ根

平家13C前)九「薩摩守の右のかひなを、ひぢのもとよりふっときりおとす

③ (枝葉に対して) 木の幹。また、の幹に近いほうの部分

古事記(712)中・歌謡「みつみつし 久米の子らが 粟生には 臭韮(かみら)一本(ひともと) 其ねが母登(モト) 其根芽つなぎて

草木生えぎわ。ねもとに近い地面物の立っているまわりの地面や床。

万葉(8C後)一〇・二三一六奈良山の峰なほ霧らふうべしこそ籬(まがき)の下(もと)のは消ずけれ」

(5) 調度道具類などの手に持つところ。手もと。

(10C終)八九三重がさねの扇。五重はあまりあつくなりて、もとなどにくげなり」

(6) 居所その人身のまわりその人の息のかかる範囲。→おもと・おんもと

古今(905‐914)恋二・五八九・詞書「やよひ許に、もののたうびける人のもとに、また人まかりつつ」

(7) そのもの近く。そのすぐそば。

万葉(8C後)一六三八一七「かるうす田廬(たぶせ)の毛等(モト)に吾が背子にふぶに笑みて立ちませり見ゆ

(8) 判断基準手本標準

蔭凉軒日録長祿三年(1459)一二五日普広院殿以勝定院殿御代本。即今御代普広院殿御本」

(9) 和歌の上の句。本句。

大和(947‐957頃)一五二「いはで思ふぞいふにまされると宣ひけり。〈略〉これをなむ、世の中の人、もとをばとかくつけける」

(10) 神楽歌奏するのに、神座向かって左方の座席また、そこにすわる奏者や、その受持ちの歌の部分本方

神楽歌(9C後)採物「〈本〉榊葉の香をかぐはしみ〈略〉〈末〉神籬御室の山の」

[二] 事物発生するところ

根元根本素地みなもと

源氏100114頃)乙女「ざえをもととしてこそ、大和魂世に用ゐらるる方も強う侍らめ」

原因。たね。

書紀720神代上(兼方本訓)「今、世人(よのひと)、夜一片之火(ひとつひとほすこと)忌(い)み、又、夜、擲を忌(い)む、此れ其の縁(ことのモト)なり」

即興詩人(1901)〈森鴎外訳〉心疾身病「おそるおそるその不興因果(モト)を問ひしに」

③ 利を生むもの。資本資金。もとで。元金原価。「もとをとる」「もとも子もない

霊異記810‐824)下「銭一倍にして、僅に本(もと)の銭を償ひ、未だ利の銭を償はず」

④ (酒造では国字「酛」を用いる) 原料。特に、日本酒をかもすもとになるもの。酒母

日葡辞書(1603‐04)「サケノ moto(モト)」

[三] その影響や支配を受ける範囲

青年(1910‐11)〈森鴎外二一稲妻のやうに早い、鋭い一瞥の下(モト)に、二人容貌態度性格をまで見たかと思はれる位であった」

*自由と規律(1949)〈池田潔〉その制度現代イギリスパブリック・スクールは、如何なる制度のもとに運営されているのであろうか」

2接尾〕 立っている長いものを数えるのに用いる語。

草木数えるのに用いる。

古事記(712)中・歌謡「粟生(あはふ)には 臭韮(かみら)一(ひと)母登(モト)」

② 塔や堂などの高い建築物厨子、台、高盤、胡床、幡など、細長く立てて使う道具類などを数えるのに用いる。

鷹狩に使う数えるのに用いる。

幸若夜討曾我室町末‐近世初)「惣しては五拾もと、は八拾四疋」

3語素主として(一)(一)の意味で、立っているものの下部、根のまわり物の近く根拠地などを示す。「国もと」「そこもと」「足もと」「手もと」「ねもと」「ひざもと」「もと」など。


もと(もと)

酒母のこと。

もと

  1. 袂。〔第二類 人物風俗
  2. 袂。袂の略。
  3. たもと。〔掏摸
  4. 袂。「たもと」の略。

分類 掏摸


もと


読み方:もと

  1. 呉服店太物店及び足袋屋通り符牒にして一といふ数量を表す。通り符牒参照せよ(※巻末通り符牒参照)。〔符牒

分類 符牒

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毛戸

読み方
毛戸もと

泉本

読み方
泉本もと

読み方
もと

読み方
もと

もと

出典:『Wiktionary』 (2020/01/18 18:49 UTC 版)

語源

古典日本語もと」 < 日本祖語 *mətə

発音

も↗と

名詞

もと

  1. 原因はじまり。本来
  2. 【元】(時間的に)まえ以前過去
  3. 】あるものの原料となるもの。加工したり、くわえることで、何らかの効果もたらすもの。
  4. 【基】ものごと成り立つために必要なもの。(抽象的な意味での)土台基礎大前提
  5. 付け根
  6. 付け根位置にある。した位置にある。あるものの下の部分
  7. ・下】すぐ近くにある。
  8. 下・許庇護支援けた状態誰か師事している状態。
  9. 下・許】すでにある枠組みシステムしたがった状態特定のスコープの中であること。

副詞

もと【元】

  1. 時間的に)前に以前に。過去に。

接頭辞

もと【元】

  1. 時間的に)前の。以前の。過去の。

語源

日本祖語 *mətə

発音

二拍名詞四類

も↗と

名詞

もと

  1. 根本ねもとみき
  2. はじまり。起源原因
  3. 基本基礎
  4. 元手もとで
  5. 短歌上の句
  6. したの方。そば付近
  7. まい。
  8. むかし以前

副詞

もと【旧、故】

  1. 以前に。

接尾辞

もと【本】

  1. 草木数え助数詞








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