食料 (律令)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/07 03:41 UTC 版)
食料(じきりょう)とは、古代における法律用語の1つ。
律令制においては食䉼とも表記され、官司に支給されてそこで働く官人や人夫・兵士たちに食事として支給された食物およびその材料を指した。転じて大宰府などに設置された公営田で耕作を行う農民たちに対しても給付されるようになった。平安時代中期以後にはその他の公領や荘園に対しても広まり、農料とも呼ばれた。国司や荘園領主が租税を徴税する際に、翌年分の種子と並んで食料分を差し引いて計算を行ったが、その基準は種子・食料を合わせて一段あたり3斗前後であったと言われている。また、食料の代わりに一色田の設置で代替とした例も見られる。だが、食料分を減らして租税の増徴を図る領主側とそれに反発する農民の対立はしばしば発生した。
参考文献
- 渡辺澄夫「食料」(『国史大辞典 6』(吉川弘文館、1985年)ISBN 978-4-642-00506-7)
- 高橋崇「食䉼」(『平安時代史事典』(角川書店、1994年)ISBN 978-4-040-31700-7)
「食料 (律令)」の例文・使い方・用例・文例
- 食料はヘリコプターで難民キャンプに運ばれる
- 手押し車で食料を運ぶ
- 食料品ならあのスーパーが安い
- 豊富な食料
- 食料不足
- 食料が極度に不足している
- 赤十字は水害被災者に対する食料と衣料の配給を監督した
- 食料と水のような必須のもの
- 人々が食料を求めて列を作った
- われわれの食料は長くはもつまい
- 我々の食料は来週の月曜までもたないだろう
- 人口の増加は食料不足を引き起こした
- 食料雑貨店を経営する
- 避難民たちは国連からの食料に行列した
- その新しい食料品店は主婦たちの要望にぴたりと合った
- 人々はあわてふためいて食料と水を買った
- テントは学校が用意するが,食料は各自が持って来なければならない
- 彼らは被災者に食料と衣類を供給した
- 洪水の被害者への食料の供給
- 1週間分の食料
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