雑色官稲とは? わかりやすく解説

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ざっしき‐かんとう〔‐クワンタウ〕【雑色官稲】

読み方:ざっしきかんとう

奈良・平安時代官舎修理料・公奴婢食料救急料などにあてるため、諸郡の正倉分置されていた官稲雑稲(ざっとう)。


雑色官稲

読み方:ゾウシキカントウ(zoushikikantou)

天平6年以前正税除いた官稲総称


雑色官稲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/03/11 15:42 UTC 版)

雑色官稲(ぞうしきかんとう/ざっしきかんとう)とは、日本律令制において特定の目的をもって正税とは別に諸国において保管されていた官稲雑色稲雑官稲雑稲とも。


  1. ^ 本来は神戸が所属する神社に納める租税であり、国司はその徴収・管理を代行するのみで通常の財政から切り離されていたため、官稲混合の対象から外されて『延喜式』の時代まで存続しつづけた(山里、1991年、P49)。
  2. ^ ただし、官稲混合後に成立した雑色官稲は正税から原資を一時的に借り受ける形態が採られ、公廨稲・神税を別とすれば正税に一本化する原則は維持され続けた(山里、1991年、P260-261・336)


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