歴史人口学とは? わかりやすく解説

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歴史人口学

人口学の中のいくつかの分野は、その独特の目的あるいは方法論即して別の名称持っている。すなわち歴史人口学 1は、文字による記録手に入る場合限って過去の人口を対象とする。そのような記録欠落している場合古代人口研究場合には先史(古)人口学 2といった名称で呼んでいる。記述人口学 3とは、人口統計 4によって記述され人口総数地理的分布構造変化取り扱う。他の諸事象との関係を抽象した形で人口現象間の数量的関係を論ずるものを理論人口学 5あるいは純粋人口学 5と呼ぶ。各種数学的方法用いるために、実際に数理人口学 6と同じとみなされる人口統計分析(103-1)の方法現実人口適用する場合、それをしばしば人口統計学研究 7と呼ぶ。上記引用したすべての人口関連学問人口現象数量的側面重点置いたが、特に人口の数と構造に対して適用する場合には時として形式人口学 9呼ばれる。それとは対照的に人口現象社会経済現象との関係を研究する立場を、より広い意味で人口研究 10と呼ぶ。


歴史人口学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/21 17:35 UTC 版)

歴史人口学(れきしじんこうがく、英語:historical demography)とは、人口の歴史的な変遷を研究する学問。近代的な国勢調査が始まる以前(近世期)の人口動向を対象にする。


  1. ^ 速水融『歴史学との出会い』、P.200。慶應義塾大学出版会、2010年
  2. ^ 速水融『歴史人口学の世界』-「第1章 歴史人口学の成立と展開」より


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