エコロジカル‐フットプリント【ecological footprint】
エコロジカル・フットプリント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/28 18:04 UTC 版)
エコロジカル・フットプリント(英: ecological footprint、EF)とは、地球の環境容量をあらわしている指標で、人間活動が環境に与える負荷を、資源の再生産および廃棄物の浄化に必要な面積として示した数値である。通常は、生活を維持するのに必要な一人当たりの陸地および水域の面積として示される[2]。以下では、略語EFの表記を用いる。
- ^ 厳密には(グローバルヘクタール/人)。本文参照
- ^ “エコロジカル・フットプリント”. EICネット- 環境用語集. 2008年7月15日閲覧。
- ^ Wackernagel, M. (1991) "Land Use: Measuring a Community's Appropriated Carrying Capacity as an Indicator for Sustainability;" and "Using Appropriated Carrying Capacity as an Indicator, Measuring the Sustainability of a Community." Report I & II to the UBC Task Force on Healthy and Sustainable Communities, Vancouver.
- ^ Rees, William E. (1992). “Ecological footprints and appropriated carrying capacity: what urban economics leaves out”. Environment and Urbanization 4: 121-130 2008年9月25日閲覧。. pdf full size
- ^ 外部リンク『RSBS報告書:第5部 第3章 エコロジカル・フットプリントでみる「環境収容力」』250ページより引用 - 原著は、Rees, William E. (1995)“Achieving Sustainability: Reform or Transformation?”Journal of Planning Literature 9: 343-361.
- ^ 個人的なEFを算出するクイズとして、外部リンク「エコロジカル・フットプリント・ジャパン」サイト中に、診断クイズが用意されている。
- ^ 研究者によって算出法が異なる部分があるが、標準的なものとしては、参考図書『エコロジカル・フットプリント:地球環境持続のための実践プランニング・ツール』またはGlobal Footprint Network の"Data and Methods"を参照されたい。
- ^ 外部リンク『RSBS報告書:第5部 第3章 エコロジカル・フットプリントでみる「環境収容力」』253ページ(表 5-1)より引用・改変 - 原著は、Wada, Y. (1999)“The Myth of "Sustainable Development: The Ecological Footprint of Japanese Consumption.” Ph. D. dissertation. The University of British Columbia School of Community and Regional Planning.
ここでは、単位はghaではなく、haである。 - ^ 外部リンク『生きている地球レポート2006』3ページ。
- ^ 外部リンク『RSBS報告書:第5部 付録:4.土地生産性 (Productivity=収量=Yield)の差異をどう扱うか』269-271ページ。または『エコロジカル・フットプリント:地球環境持続のための実践プランニング・ツール』265-268ページ。
- ^ 外部リンク『生きている地球レポート2006』14-15ページ。
- ^ 外部リンク『生きている地球レポート2006』3ページ、表1よりデータ引用・改変。
- ^ 日本人の平均EF 4.4(gha/人)は東京ドーム1個分(建築面積 46,755m2≒4.7 ha)弱に相当する。
- ^ 外部リンク『生きている地球レポート2006』p.28、表2よりデータ引用・改変。国の所得別区分の内訳は、当該資料の34-35ページを参照されたい。
- ^ a b 外部リンク『RSBS報告書:第5部 第3章 エコロジカル・フットプリントでみる「環境収容力」』254-256ページ。または『エコロジカル・フットプリント:地球環境持続のための実践プランニング・ツール』270-278ページ。
- ^ a b EU - Sustainable Use of Natural Resources - Best, Aaron; Stefan Giljum, Craig Simmons, Daniel Blobel, Kevin Lewis, Mark Hammer, Sandra Cavalieri, Stephan Lutter and Cathy Maguire (2008年5月). “Potential of the Ecological Footprint for monitoring environmental impacts from natural resource use: Analysis of the potential of the Ecological Footprint and related assessment tools for use in the EU’s Thematic Strategy on the Sustainable Use of Natural Resources. (PDF)”. Report to the European Commission, DG Environment. European Union. 2008年10月26日閲覧。
- ^ a b 外部リンク『RSBS報告書:第5部 第3章 エコロジカル・フットプリントでみる「環境収容力」』256-257ページ。
- ^ 『環境白書』(平成8年版・平成11年版・平成13-15年版) - キーワード検索に「エコロジカル フットプリント」を入力して検索
- ^ 平成19年度版『環境/循環白書』コラム エコロジカル・フットプリント
- ^ 第3次環境基本計画(2006年)/ 環境基本計画(pdf)
- ^ J.C.J.M. van den Bergh and H. Verbruggen (1999), "Spatial sustainability, trade and indicators: an evaluation of the ‘ecological footprint’", Ecological Economics, Vol. 29(1): 63-74.
- ^ 外部リンク『RSBS報告書:第5部 第3章 エコロジカル・フットプリントでみる「環境収容力」』257-260ページ。
- ^ 『エコロジカル・フットプリント:地球環境持続のための実践プランニング・ツール』44-56ページ。
- ^ 『エコロジカル・フットプリント:地球環境持続のための実践プランニング・ツール』124-127ページ。
- 1 エコロジカル・フットプリントとは
- 2 エコロジカル・フットプリントの概要
- 3 利用
- 4 批判と限界
- 5 参考文献
エコロジカル・フットプリント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 13:30 UTC 版)
「反成長」の記事における「エコロジカル・フットプリント」の解説
詳細は「エコロジカル・フットプリント」を参照 エコロジカル・フットプリントは地球の生態系における人類の需要を測定するものである。それは惑星としての地球の環境的な回復能力と人類の需要とを比較する。それは、人類の人口が消費し、そしてその対応する廃棄物を支障なく吸収して引き渡す、その資源を再生するのに必要な、生物化学的な生産可能な陸と海の面積の合計を表す。グローバル・フットプリント・ネットワーク(英語: Global Footprint Network)の2005年の報告書によれば、低所得の国々の居住者たちが1グローバル・ヘクタール(英語: global hectare)(gHa)に住んでいるのに対し、高所得の国々は6.4gHaに住んでいる。
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エコロジカル・フットプリント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/03 07:23 UTC 版)
「生きている地球レポート」の記事における「エコロジカル・フットプリント」の解説
エコロジカル・フットプリント(EF)は、人間活動が環境に与える負荷を、資源の再生産および廃棄物の浄化に必要な面積として示した数値である。 『生きている地球レポート2006』では、世界全領域の1961年から2003年までのEFの変化を、構成要素別に解析している。それによれば、EFは1961年に対して2003年では3倍以上に増加し、1980年代に全世界の生物生産力を超えてオーバーシュート(需要過剰)状態となっており、2003年のEFは生物生産能力を20%強も上回っているとされる。 また、世界各国のEFを構成要素別にも算出しており、人間開発指数(HDI)との関連の考察、持続可能性への考察も行なっている。
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