中落堀川とは? わかりやすく解説

中落堀川

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/11 18:05 UTC 版)

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中落堀川
大浦橋付近(2011年11月)
水源 新川用水稲荷台用水など(埼玉県久喜市
河口・合流先 大落古利根川(埼玉県久喜市・南埼玉郡宮代町北葛飾郡杉戸町境界)
流路 久喜市、南埼玉郡宮代町
流域 久喜市、南埼玉郡宮代町
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中落堀川(なかおとしほりがわ)は、埼玉県北東部を流れる準用河川である。

概要

中落堀川の歴史は比較的古く、元禄6年(1693年頃)の『騎西領と久喜領悪水堀争論裁許絵図』にすでに排水路として描かれている。この川は、現在は南東に向かってほぼ1本線で流れるが、元禄6年の絵図では吉羽村と野久喜村の境を北に流れ、悪水落新堀へと合流する支流があった[1]:647安永6年(1777年頃)の『騎西領用悪水組合村高並堀々仕来書上』には、関係面積6平方キロメートル余り、全長4.6キロメートルである旨が記されている[1]:6021875年明治8年)頃の記録である武藏國郡村誌にも「中落堀」として記載がある[2]:294

1954年昭和29年)に合併するまでは、久喜町(現:久喜地区)と太田村(現:太田地区)の町村界を成していた。

今日では、久喜駅の北北西数キロメートルの場所を起点に、久喜区域の市街地を西から東へほぼ貫流し、下記の水路と合流した後、大落古利根川に合流・終点となる。久喜市久喜本字香取(かんどり)に香取公園合筆前は久喜本・野久喜混在)という調節池およびビオトープ・野鳥観察場を備えた施設があり、また久喜北に古久喜公園という調節池およびビオトープがある。古利根川水循環センター下水処理場)の処理水が久喜市吉羽字向地地内で排水されている。埼玉県道3号さいたま栗橋線周辺より久喜駅北側(西口)までは鉄板による護岸がなされている。久喜駅北側(東口)より本川終点までコンクリート護岸がなされている。

合流

流路

橋梁

向地橋付近
中落堀川と大落古利根川の合流点

周辺の施設

脚注

  1. ^ a b 『久喜市史 通史編 上巻』埼玉県久喜市、1993年(平成5年)。
  2. ^ 武藏國郡村誌』第11巻、埼玉県 編纂、埼玉県立図書館、1954年(昭和29年)。

外部リンク

久喜駅西口流域
久喜駅東口流域




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