忍耐力
忍耐
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/23 05:21 UTC 版)
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忍耐(にんたい、英語: patience)とは、苦しさ、辛さ、悲しさなどを耐え忍ぶこと。例えば、自分に不都合なことなどをひとにされても、暴力的な仕返しをしたり、現実逃避したりしないなど。忍耐する力を「忍耐力」、忍耐力があることを「忍耐強い」と言う。
忍耐は、四元徳のひとつとされている。
類義語
堪え忍ぶことを表す熟語には、次のようなものがある。
など。
また、慣用句で忍耐の意味を持つものには次のようなものがある。
- 虫を殺す
- 癪に障ることを辛抱する
- 目を瞑る
- 過失を我慢し、咎めないこと
- 涙を呑む
- 悔しさをこらえること
忍辱
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仏教においては、さまざまな苦難や他者からの迫害に耐え忍ぶことを忍辱(にんにく, パーリ語:khanti , サンスクリット語:Kshanti)という。また、この忍辱の行を修することを忍辱波羅蜜といい、六波羅蜜のひとつに数えられる。なお、現在「ニンニク」と呼ばれるものは、この忍辱が語源となったとされる。
笠原研壽はDharma-saṃgrahaにおいて、khantiを多種多様の包容(manifold receptivities)としており、以下三つを挙げている[1]。
- Dharma-nidhyāna-kṣāntir - 法(ダルマ)を見ることの包容
- duḥkhādhivāsanā-kṣāntiḥ - 苦(ドゥッカ)に耐えることの包容
- paropakāra-dharma-kṣāntiś-ceti - 他人を支援している(善を行う)ことによる包容
脚注
- ^ 笠原研壽 (1885), F Max Müller and H Wenzel, ed., The Dharma-samgraha : an ancient collection of Buddhist technical terms, 107節
関連項目
「忍耐力」の例文・使い方・用例・文例
- この仕事には非常な忍耐力がいる
- 教師は知力の上に忍耐力が求められます
- 忍耐力がある
- 彼は忍耐力をぎりぎりまで試された
- そこで忍耐力や集中力を培ったと思います。
- もう少し忍耐力があれば彼はそれに成功していただろう。
- それにはとても忍耐力が必要です。
- さしずめ忍耐力に自信のない筆者などは、2,3時間で音をあげてしまう作業である。
- 彼は息子に忍耐力を身につけさせた。
- 忍耐力がありません。
- 私達はときどき老人に対して忍耐力を欠く。
- 君に必要なものは、ひと言で言えば、忍耐力だ。
- 教師にとって忍耐力は不可欠だ。
- 教えるということは大いに忍耐力を要する。
- 外国語を習うには多くの忍耐力が必要だ。
- この手の仕事は強い忍耐力を必要とする。
- この手の仕事にはかなりの忍耐力が必要だ。
- あれやこれや苦労や心配して、彼の忍耐力は尽きてしまった。
- あなたは忍耐力を身につけるべきだ。
- この種の仕事は大変な忍耐力を必要とする。
忍耐力と同じ種類の言葉
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