セクエンスとは? わかりやすく解説

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セクエンス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/20 04:17 UTC 版)

セクエンスSequence[1][2][3]アーサー王伝説に登場する。13世紀古フランス語散文『散文ランスロ』(別名『ランスロ本伝』、流布本サイクル(ランスロ=聖杯サイクル)の一部)[4]に登場する[5][6][7][8][9]


  1. ^ a b 「セクエンス」(Sequence)の表記がコグラン & 山本訳 (1996), p. 172 にみられるが、現代フランス語読みであればséquence/sekɑ̃s/「セカンス」と発音される[12]
  2. ^ 綴りとしては、 Sequence[13][5][6][7][14][15][16], Secance[6][14][15], Seure[5][6][14][9][16], がH ・オスカー・ゾンマー編本の各写本の異本綴りとして照合できる(次注参照)。Secace[5][8]については、コーリー英訳の底本がエルスペス・ケネディー編本(1980年)「Lancelot do Lac: The Non-cyclic Old French Prose Romance」でありBNF fr. 768写本が使われる。ただし、訳本題名からうかがえるようにケネディーは「非サイクル」本(流布本サイクルに組み込まれていない)と主張する。
  3. ^ ゾンマー編本の底本は大英図書館蔵「Add MS 10292–10294」写本。Sommer (1910), p. 421, 脚注6 によると、写本によって表記が異なり、B本では sequence, D本・L本では secance, MS.本では seure, R本では相当するもの無し、とのこと。写本については p. 2 に記載があり、L本は「Lansdowne 757」、R本は「Royal 19. C. xiii」、B本は「Royal 19. B. vii」、D本は「Royal 20. D. iii」を指す。MS.本は「Add. MS. 10,293」を指す。
  4. ^ a b 『散文ランスロ』『ランスロ本伝』の表記はヴァルテール & 渡邉・渡邉訳 (2018), p. 445 にみられる。
  5. ^ a b c d Bruce 1999, p. 443.
  6. ^ a b c d West 1978, p. 278.
  7. ^ a b Sommer 1910, p. 421, L36.
  8. ^ a b Corley 1989, p. 399.
  9. ^ a b Lacy 2010a, p. 452, L468.
  10. ^ Sommer 1910, p. 421, 欄外: "Lancelot carried Artus's sword 'Sequence' which the king used only in mortal battle."
  11. ^ a b Jonckbloet, W. J. A., ed. Roman van Lancelot (XIIIe eeuw) naar het (eenig-bekende) handschrift der Koninklijke bibliotheek: op gezag van het gouvernement uitgegeven. 1. 's‑Gravenhage: W. P. Van Stockum 
  12. ^ a b 『Le Dico 現代フランス語辞典』 s.v. "séquence"、白水社、1993年。
  13. ^ コグラン & 山本訳 1996, p. 172.
  14. ^ a b c Sommer 1910, p. 421, 脚注6.
  15. ^ a b Sommer 1916, p. 76 (Index).
  16. ^ Lacy 2010b, p. 272 (Index).


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