大修道院長ウルドル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/08 13:42 UTC 版)
「プトゥームの黒人の大修道院長」の記事における「大修道院長ウルドル」の解説
1000年以上前のこと。北の黒人帝国イルカルから、処女の女神オジュハルを崇拝する禁欲宗団が、ヨロス国へとやって来た。イルカル皇帝に憎まれ追放された修道士たちは、大修道院長ウルドルの指導のもと、イズドレルの砂漠に修道院を建て、俗世を避けて敬虔な信仰に明け暮れる。やがて大勢いた修道士たちは死んでいき、高潔さと魔術で長命となったウルドルが最後の一人となる。 さて、孤独な大修道院長のもとには、砂漠の女夢魔たちが誘惑に訪れた、ウルドルは抵抗していたが、中には狡猾なやつがおり、ついに騙され不浄な交わりを結んでしまい、半人半魔の悪鬼ウジュクが生まれる。このことに怒った神オジュハルは、ウルドルに贖罪を命じる。さらにウジュクは、老いて弱ったウルドルを地下納骨所に放り込んで監禁する。ウルドルは朽ちていくも決して死なず、聖者の幻視の力は、1000年間にわたりウジュクの悪行を見続けていた。 ウジュクは大修道院長を装い、不死性と地獄の力を授けられ、プトゥームを支配する。普段は妖術を用いて修道院を隠しており、目につけた者が近くに来ると姿を現し、男は喰らい、女は情欲に奉仕させる。
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