儀式魔術
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/12 02:54 UTC 版)
詳細は「魔術 (セレマ)」を参照 クロウリーによると、儀式魔術の唯一の道徳的目的は、「マイクロコズムとマクロコズムの統合」を通じて神との合一を達成することである。この過程はとても困難なため、自己(すなわち光体)を開発するため、もしくは、作業の理想的環境を作るため(例えば、アストラル界にアクセスするのに邪魔をされない儀式を行う)に魔術を使うのが好ましい。多くの種類の魔術があるが、クロウリーによって推奨されている儀式の種類を下記に示す(引用はすべて『Book 4』より)。 追儺——好ましくないエネルギーの排除。「魔術師は純化の問題、第一に自分自身、第二に彼の道具、第三に作業場所に最も注意を払わなくてはならない。」 召喚——魔術師が召喚した神と合一すること。次の三つの方法がある。ディヴォーション——「神との合一は愛と降伏によって、無関係な(そして錯覚の)自分自身の一部を諦めたり我慢することによって達成される。」(例えば、Liber Astarte ) 招致(Calling forth)——「同一性は自分自身の熱望する部分に特別な注意を向けることで達成する。つまり、最初の方法をネガティブとするとポジティブな方法。」(例えば、神形を纏う) 劇——「同一性は共感によって達成する。普通の人にとって、劇や小説の題材で完全に自分を失うことはとても難しいが、もしそれができる人であれば、この方法は紛れもなく最良の方法である。」(例えば、多くの参入儀式とグノーシスのミサ) 喚起——精神的な存在を魔術師の目の前(中ではない)呼び出す。(例えば、ゴエティア) 聖体儀式——「基本的に、共通の事柄を取り入れ、それらを神聖な物の中に変化させ、それらを消費する(食する)ことにある」(例えば、The Mass of the Phoenix ) 聖別——「一つの目的に対する意欲的な献身」 易断——タロットや他の情報を集めるために使う道具の使用など
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