テウルギア・ゴエティア(Theurgia Goetia)
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「レメゲトン」の記事における「テウルギア・ゴエティア(Theurgia Goetia)」の解説
悪魔と天空の精霊についての書。つまりこの書は善悪双方の精霊の使役法を記したものである。Theurgia とは、古代の新プラトン学派の人々が行ったとされる、神霊を勧請する祈祷などの儀式的実践である θεουργία(テウルギア)のラテン語形である。降神術、神働術、動神術、神通術とも訳される。これは今日の魔術でいう召喚魔術、すなわち神など人間より上位の霊的存在による魔術作業に相当する。『学問のむなしさと不確かさについて』において儀式魔術を含むあらゆる学術を批判したアグリッパは、儀式魔術にはゴエティアとテウルギアの2部門があるとし、前者を「不浄の霊との交渉による業」、後者を「善天使に導かれた業」(と多くの人がみなしている魔術)として論じている。
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