火浣布とは? わかりやすく解説

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かかん‐ぷ〔クワクワン‐〕【火×浣布】

読み方:かかんぷ

古代中国で、南方火山にすんでいる火ねずみの毛で作ったといわれた耐火性織物ひねずみかわごろも

石綿をまぜて織った不燃性の布。日本では平賀源内初め作ったといわれる


火浣布

読み方:カカンプ(kakanpu)

石綿織った布。


石綿

(火浣布 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/09 02:08 UTC 版)

石綿(いしわた[1]、せきめん、オランダ語: asbest)またはアスベストアスベストス[2]英語: asbestos[1] [æsˈbɛstɒs, -təs, æz-])は、蛇紋石角閃石繊維状に変形した天然の鉱石で無機繊維状鉱物の総称。蛇紋石系(クリソタイル)と角閃石系(クロシドライト、アモサイトなど)に大別される。




「石綿」の続きの解説一覧

火浣布

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/23 08:00 UTC 版)

火鼠」の記事における「火浣布」の解説

火鼠の毛から織って作った火浣布(かかんふ)は、火に燃えず汚れても火に入れるとのように真っ白になるという特別な布だったという。 この火浣布とは実際は、鉱物性繊維石綿であると言われる。 『隋書西域志』によると、史国に「火鼠毛」が産するという。史国とは昭武九姓1つで、現在のウズベキスタンシャフリサブスにあった都市国家である。 日本の『竹取物語』で、かぐや姫阿倍御主人出した難題が「火鼠の皮衣」である。『源氏物語』絵合巻では、この『竹取物語』の火鼠の皮衣段を描いた絵巻登場するが、『河海抄』のその箇所注釈には、漢代東方朔とされる地理書神異経(中国語版)』・『十洲記』に見える火浣布の記述引かれている。ただし、『竹取物語』で阿倍御主人実際に入手したのは金青色の毛皮であり、漢籍見え伝承とは描写異なる。作中依頼され皮衣探した商人によれば天竺インド)の高僧による伝来品とされている。 漫画犬夜叉』の主人公犬夜叉火鼠の毛で織った赤い衣(「火鼠の衣」)を着ている。

※この「火浣布」の解説は、「火鼠」の解説の一部です。
「火浣布」を含む「火鼠」の記事については、「火鼠」の概要を参照ください。

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