袖口とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 言葉 > 場所 > 先端 > 袖口の意味・解説 

そで‐ぐち【袖口】

読み方:そでぐち

袖の端の、手首が出る部分

袖口の画像

袖口

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/31 02:00 UTC 版)

ワイシャツの袖口

袖口(そでぐち)は、ワイシャツブラウスなどのシャツジャケットジャンパー外套などの上着カーディガンなどトップス全般、上下一体のものでもワンピースなどで、を通すの端を言う。長袖では手首が出る部分であり、半袖など袖が短いものもの出る部分を指すが、タンクトップランニングシャツなどノースリーブのものについては言わない。

英語のcuff(複数形:cuffs)がそのまま片仮名で「カフ」、「カフス」として使われるが、日本ではこれらは後述するワイシャツの袖口を指すことが多い。

の部位と同様に、トップスの種類によって、袖と同じまま端を単に折り返して縫い、ほつれ止めしただけのものもあれば、特に長袖や七分丈などで、装飾や補強のために別に設えて縫い付けられたものもある。

また、単に筒状ではなく、手首よりも大きな部分を通しやすいよう、また体温調節や汚れ防止のために捲り上げやすいよう、裁ち開かれてスリット状になっているものがある。そこを留めるためにはボタンカフリンクススナップファスナー面ファスナーなどが用いられる。

他には寒気や雨水の侵入を防ぐため、伸縮性のある素材を用いていたり、ゴムが入っているもの、ドローコードで締められるものなどがある。ものによっては、手袋と一体化するものもある。

ワイシャツの袖口

長袖や七分丈のワイシャツやブラウスは、袖口の形や留め方などで、次のように分類される。

型による分類

シングルカフス(パレルカフス)
一重で折り返しのない袖口。
狭義には、シングルカフスであって、後述のテニスカフスでもなければコンバーチブルカフスでもない、ボタン留め専用(一方の端はボタンのみで、もう一方に対となるボタンホールがある)ものを指す。
テニスカフス
シングルカフスであるものの内、ボタンが付いておらず、シャツ生地の両端内側を合わせてカフリンクスで留めるもの。一番正式なものであるとされる。ウィングカラーに多い。
コンバーチブルカフス
シングルカフスであるものの内、ボタンでもカフリンクスでもどちらでも留めることができるもの。ボタンで留める場合はボタンの付いた側に、ボタンホールの開いた側をかぶせて留める。カフリンクスで留める場合はテニスカフスのように留める。
ダブルカフス
袖口が長く、折り返して二重にして着用する。テニスカフスのように両側にボタン穴が開いており、カフリンクスで留める。ドレッシーなシャツに多い。
ターンナップカフス
ダブルカフスのように折り返しがあるが、カフリンクスは使わずにボタンで留めるもの。ボタンの色やボタンホールのステッチ、折り返しで色を違えていたり、後述のツインボタンとなっているものも多い。また袖口の角も長めに角が落とされているなどデザインに凝ったものが多い。エレガンスな雰囲気漂うディテールであるが、正装としては用いられない。

ボタン付きシャツの分類

狭義のシングルカフスやコンバーチブルカフス、ターンナップカフスなど、ボタンの付いたシャツは次のようにも分類される。

(文中、ボタンやボタンホールの数は、片方の袖についてである。)

シングルボタン
ボタンが一つのもの。当然、対となるボタンホールも一つである。広義には、ボタンホールが一つであるアジャスタブルカフスも、シングルボタンに含まれる(ボタンを留めた際に一組になるもの)。
アジャストボタン(アジャスタブルカフス)
ボタンが袖口と並行に二つ並んでおり、手首のフィット感を調節できるもの。コンバーチブルカフスの場合は、ボタンホールの両端にボタンが付けられる。
ツインボタン
袖口にボタンとボタンホールがそれぞれ縦に(袖口と垂直に)2つ並んでいるもの(よって、対となるボタンホールは二つ)。袖口の部分が長いシャツやデザイン上の理由から採用される。カフリンクスが2組必要なのでカフリンクを用いる事はなく、コンバーチブルのものはない(片側はボタンのみ)が、アジャストボタンとなっているものはある。
なお、着用しやすくするためや、袖をまくりあげるため、袖口の合わせ部分が長く、その途中を留めるものはツインボタンとは呼ばない。

その他、デザインによってはボタンとボタンホールが3対以上のものがある(メーカーや販売店などでトリプルボタンなどと呼ばれる)。

角の処理による分類

スクエア
角が垂直のままの(四角い)袖口。
ラウンド
角を丸く加工した袖口。半径の大きなものは大丸、小さいものは小丸と呼ばれるが、厳密な区別はない。
バレル
角落としとも。角を斜めに(ラウンドさせず)切り落とした袖口。

袖口

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/15 15:07 UTC 版)

ワイシャツ」の記事における「袖口」の解説

実寸+3.5cmまで手首隠れるくらいが望ましい(手の甲まであるのは明らかに大きい)。

※この「袖口」の解説は、「ワイシャツ」の解説の一部です。
「袖口」を含む「ワイシャツ」の記事については、「ワイシャツ」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「袖口」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

袖口

出典:『Wiktionary』 (2021/08/21 07:59 UTC 版)

和語の漢字表記

そでぐち

  1. そでぐち」を参照

「袖口」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



袖口と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「袖口」の関連用語

袖口のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



袖口のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの袖口 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのワイシャツ (改訂履歴)、長着 (改訂履歴)、和裁 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの袖口 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS