フランネル【flannel】
フランネル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/04 15:07 UTC 版)
フランネル(小絨[1]、細絨[2]、英: flannel)は、柔らかく軽い毛織物のこと。略してネルともいう。衣類、シーツと寝巻きに一般的に用いられる。経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を交互に織る平織りや2-3本おきに交互に織られる綾織りがある。無地だけでなく、様々な模様が施される[3]。フランネルは当初カーディングが施されたウールまたはウーステッド糸から作られたが、現在ではウールと綿、ウールと合成繊維から作られることもある。イギリスのフランネルは平織りで毛羽が軽く、一方ドイツでは綾織りで毛羽が多い。柔軟で弾力性・保温性に優れスーツ、シャツなどに用いられる[4]。
- ^ 大槻文彦「フランネル」『言海:日本辞書』 第四、大槻文彦、1891年、906頁。
- ^ 落合直文「ふらんねる」『言泉:日本大辞典』 第五、芳賀矢一改修、大倉書店、1928年、4138頁。
- ^ “フランネル(ファッション用語集)”. All About) (1912年12月5日). 2009年7月10日閲覧。。
- ^ a b "フランネル". マイペディア. 日立システムアンドサービス. 2004.
- ^ “フラノ(ファッション用語集)”. All About) (1912年12月5日). 2009年7月10日閲覧。。
- ^ "Flannelette". Encyclopædia Britannica Eleventh Edition. 1911.
- ^ “不燃性綿布発明”. 時事新報(神戸大学のアーカイブより) (1912年12月5日). 2009年7月10日閲覧。。
- ^ “TEXTILE DICTIONARY AND TERMS RELATING TO TEXTILE N-O” (英語). A Textile Lover's Diary. 2009年7月10日閲覧。。
- ^ “The Evolution of Durable Press and Flame Retardant Cotton” (英語). American Chemical Society. 2009年7月14日閲覧。。
- ^ a b c d 『リーダーズ英和辞典』研究社。
- ^ 紀州ネルコトバンク
- ^ a b c 150年前のコア技術(綿ネルの創成)和歌山県工業技術センター、2018年12月20日
- ^ 矢野七三郎コトバンク
- ^ a b "Flannel". Encyclopædia Britannica Eleventh Edition. 1911.
- ^ http://www.newtown.org.uk/history.htm Newtown History
- ^ Clwyd-Powys Archaeological Trust - Projects - Historic Landscapes - Middle Wye - Administrative Landscapes
- ^ Llanidloes History
- ^ A. H. Dodd, Industrial Revolution in North Wales (1931), 229-81; J. Geraint Jenkins, The Welsh Woollen Industry (Cardiff 1969); J. Geraint Jenkins, 'The woollen industry in Montgomeryshire' Montgomeryshire Collections 58 (1963), 50-69.
- ^ コーヒーこだわり派ならキャンプでもネルドリップしてみない? 2023年9月14日閲覧。
- 1 フランネルとは
- 2 フランネルの概要
- 3 歴史
- 4 脚注
フランネル
「フランネル」の例文・使い方・用例・文例
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