ストラとは? わかりやすく解説

ストラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/05 03:56 UTC 版)

聖公会司祭アルブ(アルバ)の上にストールを着用した姿
聖公会の司祭が、アルブ(アルバ)の上にストールを執事のように着用し、執事の祭服着用の模様を撮影させている。
戦死者の葬送礼を行うカナダの従軍牧師。ストラは従軍聖職者など制服が別途定められている職種で用いられる場合もある。

ストラ (Stola) は、司教主教)、司祭助祭執事)が礼拝の際に使用する、首から掛ける帯のこと。「ストラ」とはローマ・カトリックでの呼称で、聖公会など他の教派では「ストール」とも呼ばれている。正教会には教役者が首から掛ける帯としてオラリエピタラヒリがあるが、形状が異なる。

起源

ストラの起源は、集団の中で教役者をあらわすためのサインであったという説や儀式中に手をぬぐうためにつけていたタオル(ラバボタオル)が変化したものなど諸説ある。現在では聖職者の象徴として捉えられている。

形状・色

刺繍や織柄などの様々な素材が使われるが、聖餐式が会衆との対面方式で行われるようになった現在では刺繍等の柄の位置も上部に施されるようになって来ている。

ストラの色は原則として使用する日の祭色による。主に白、紫、赤、緑の4色を用いるが、葬儀用の黒(近年はあまり使用されなくなっている)やバラ色(喜びを表す色)、青(聖母を意識した色)、金などが使われる場合もある(詳細は典礼色を参照)。ストラは教会で備品として用意しているほか、多くの聖職は按手や着任の記念にプレゼントされるなどして自前のものを持っている。特に使用期間の長い緑は、ペンテコステなど特定の日にしか使用されない赤や、比較的使用期間の短い白や紫に比べて痛みも早く出やすいため複数所有している場合もある。

装着方法

使用にあたっては、初めて装着する前に祈りと香、聖水などで祝福をする場合もある。

位階による装着方法の違い

カトリック教会聖公会においては、ストラをどのように装着するかで、聖職者としての階級が判断できる。助祭執事がUの字形に折り返したストラを左肩から右腰にかけて斜め掛けするのに対して、司祭は首にかけるだけである。司教主教も首からかけているがそのほかの服装(ミトラバクルス、シャツの色など)で判断することができる。

関連項目

外部リンク


ストラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 08:54 UTC 版)

ディル=リフィーナ」の記事における「ストラ」の解説

火の神寒冷地方では古くから信仰されている生活の神。

※この「ストラ」の解説は、「ディル=リフィーナ」の解説の一部です。
「ストラ」を含む「ディル=リフィーナ」の記事については、「ディル=リフィーナ」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ストラ」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「ストラ」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ストラ」の関連用語

ストラのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ストラのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのストラ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのディル=リフィーナ (改訂履歴)、ボーダーワールド -碧落のTAO- (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS