袖章
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 06:39 UTC 版)
「制服 (ナチス突撃隊)」の記事における「袖章」の解説
突撃隊では党での活動歴を示すいくつかの袖章が採用されていた。 1934年2月に導入された突撃隊古参闘士名誉章は、褐色に配色された逆三角の綿生地の台布にアルミ線を織り込んだ金色の組紐を縫い付けたもので、約1cmの間隔で2本の赤い細紐が配されていた。ナチ党の権力掌握の1933年1月30日以前にナチ党に所属していた党員番号30万番代未満の全SA隊員へ授与され、階級は無関係だったので、兵卒も将校も同様に佩用した。 しかし、早くも1934年9月にはテープ型の帯章に切り替えられ、入隊年次により複数の異なる幅の帯章を制服上衣の両袖口に佩用するようになった。 他には、特定の組織や部隊名をあしらったカフタイトルが存在しており、所属する各隊員がこれを用いていた。 1925年:幅12mmの帯2本+幅4mmの帯2本 1926年:幅12mmの帯2本+幅4mmの帯1本 1927年:幅12mmの帯2本 1928年:幅12mmの帯1本+幅4mmの帯2本 1929年:幅12mmの帯1本+幅4mmの帯1本 1930年:幅12mmの帯1本 1931年:幅4mmの帯2本 1932年~1933年1月30日:幅4mmの帯1本 右腕に古参闘士名誉章を装飾した、テューリンゲンSA集団指導部所属のSA班指導者 袖口にテープ型古参袖章を装飾したSA小隊指導者 初期のSA古参闘士名誉章 「『アドルフ・ヒトラー特攻隊』名誉隊員章」のカフタイトル(中央) 突撃隊最高指導部のカフタイトル SA衛兵連隊『フェルトヘルンハレ』のカフタイトル SA第I衛兵大隊『ベルリン』のカフタイトル
※この「袖章」の解説は、「制服 (ナチス突撃隊)」の解説の一部です。
「袖章」を含む「制服 (ナチス突撃隊)」の記事については、「制服 (ナチス突撃隊)」の概要を参照ください。
袖章と同じ種類の言葉
- >> 「袖章」を含む用語の索引
- 袖章のページへのリンク