留袖
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留袖(とめそで)は、女性が着用する比較的短い袖型に仕立てられた着物。既婚女性が着用する最も格の高い礼装である(色留袖は既婚未婚を問わず第一礼装として着用される)[1]。西洋のイブニングドレスに相当するが、イブニングドレスのように時間帯の制約はなく、昼夜問わず着用できる。
注釈
出典
- ^ a b c d “着物の種類”. 京染卸商組合. 2023年1月21日閲覧。
- ^ a b c d 鳥居本幸代「1.Kimonoのルーツ(1)小袖時代の幕開け」『繊維製品消費科学』第41巻第2号、日本繊維製品消費科学会、2000年、 275-280頁。
- ^ “人生の彩り 晴れ着”. 狭山市立博物館. 2023年1月21日閲覧。
- ^ a b 『装苑 新年号付録 服装ハンドブック』文化服装学院出版局、1955年1月。
- ^ a b 道前美佐緒「婚礼衣裳「三襲」について」『名古屋文化短期大学研究紀要』第40巻、2015年3月、 41-50頁。
- ^ 小学館 長崎巌『きものの裂のことば案内』2005年、11頁
- ^ 主婦の友社 主婦の友社監修・田中敦子編著『主婦の友90年の智恵 きものの花咲くころ』2006年、145頁、146頁
- ^ 徳川義親著 徳川家当主に学ぶほんとうの礼儀作法226ページ
色留袖
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地色が黒以外のものを「色留袖」と呼ぶ。生地には地模様のない縮緬だけではなく、地模様が織り出された紋意匠縮緬や綸子や緞子、朱子地が用いられる場合もある。 五つ紋が正式であり、三つ紋や一つ紋は略式となる。無紋のものもあり、TPOに応じて用いる。 留袖は本来は既婚女性のものであるが、近年では未婚女性が礼装として着ることがある。これは、比較的高齢の未婚女性の場合、振袖を着るのはためらわれ、かといって訪問着では華やかすぎるということで、年齢相応の落ち着いた控えめな装いとして色留袖を着るようになったという経緯がある。 また、宮中では黒は喪の色とされているため、黒留袖ではなく色留袖が用いられる。皇族が和装の礼装として着用するのは色留袖であり、一般の者でも叙勲などで宮中に参内する場合は色留袖を着用するのが慣例になっている。
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