東宝記とは? わかりやすく解説

東宝記

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/09 09:04 UTC 版)

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東宝記(とうぼうき)は、南北朝時代東寺の僧・杲宝が編纂した東寺の寺誌である[1]。12巻・1冊[2]国宝に指定されている。

内容

杲宝の弟子・賢宝にも後継され、室町時代に完成[3]。寺の歴史を漢文で書き、それぞれの堂宇での仏像の配置図、儀式の主題や法具などを示した配置図などが残っている。記録では、東寺は平安京遷都後間もない延暦15年(796年)に、藤原伊勢人が造寺長官(建設工事責任者)となって建立したものだという。また建物の沿革の記録によれば、1361年に起きた正平地震により、講堂が傾いたり、四天王寺の金堂が転倒したりしたという[4]1954年3月20日、東宝記は国宝に指定された。

脚注

  1. ^ 東宝記”. ジャパンサーチ. 2020年12月12日閲覧。
  2. ^ 東宝記とは何? Weblio辞書”. www.weblio.jp. 2020年12月12日閲覧。
  3. ^ 国宝|東宝記[教王護国寺(東寺)/京都] | WANDER 国宝”. 2020年12月12日閲覧。
  4. ^ 文化遺産データベース”. webcache.googleusercontent.com. 2020年12月12日閲覧。


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