アンダーウエア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 05:46 UTC 版)
「ロリータ・ファッション」の記事における「アンダーウエア」の解説
スカートの下にはパニエを着用してボリュームを出し、さらにパニエによって膨らんだスカートから下着が見えるのを防ぐためにドロワーズを穿く。なお、釣り鐘型のスカートにパニエを履くと、スカートが常に上がった状態になってしまうことがある。ロリータは盗撮に狙われやすく、駅の階段などで下から覗かれることもあるため、釣り鐘型のスカートの下にドロワーズとブルマは必ず履いておいた方がよい。 パニエはロリータの必須アイテムであり、ロリータ系のスカートは裏地にチュールを使い、ラインが拡がるデザインになっているものが多いが、絵本のお姫様のようにロココ調に膨らませるためにロリータが用いるのがパニエである。パニエには様々なボリュームのものがあり、長さ、色、デザインや素材なども多彩である。しかし、パニエを仕込んだスカートはかさばるため、電車の席に座ると隣の人に迷惑がかかってしまうという弱点がある。パニエは普通スカートの下に一枚重ねるものだが、慣れた人はデザインに合わせて何枚か重ね履きすることもある。初心者におすすめのパニエは、オーガンジーやシフォンのようなやわらかい素材でできたパニエで、色は白が良いとのこと。ドロワーズも同様に白が初心者向けである。 ドロワーズはロリータの象徴的なアイテムである。ドロワーズやパニエは下着として使用されるが、膝下丈のスカートのものならば外出時に、スカートの下に装着して、裾からフリルの付いたドロワーズを覗かせるという使い方もある。また、嶽本野ばらによればドロワーズの露出はお下劣にならず、クラシックな清楚さを感じるという。ドロワーズの裾をスカートから見せて、ノスタルジックな雰囲気に浸るのも良いが、抵抗のある人はよく履くスカート丈に合わせて、ちょうどいい長さのものを選ぶと良い。これら、スカートの丈は可愛らしさを出すため膝辺り(ミディスカート)までがほとんどであるが、エレガントで大人びたイメージを出すロングスカートが選ばれることもある。また、嶽本野ばらはロリータスタイルに挑戦してみたいが、抵抗のある大人の女性に向けて、コルセット・ドロワーズ・パニエなど、少しだけロリータなアイテムをワードローブに取り入れることを提案している。 また、ミニ丈のスカートには、ドロワーズよりも丈が短めで、ウエストと裾口がゴムで締められたブルマ(ロリータ・ファッションにおけるブルマは、ドロワーズの丈をそのまま短くしたような感じであり、いわゆる体操服のブルマより優雅で古典的なデザインをしている)が向いている。
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