cleric
「cleric」の意味・「cleric」とは
「cleric」は、宗教的な役職にある者、特にキリスト教の聖職者を指す英単語である。神父、牧師、司教など、特定の宗教組織における信仰の指導者や儀式の執行者を指す。また、一般的には、精神的な指導者や信仰の導き手としての役割を果たす者全般を指すこともある。「cleric」の発音・読み方
「cleric」の発音は、IPA表記では /ˈklɛrɪk/ となる。IPAのカタカナ読みでは「クレリック」となり、日本人が発音するカタカナ英語では「クレリック」と読む。この単語は発音によって意味や品詞が変わるものではない。「cleric」の定義を英語で解説
A 'cleric' is a member of the clergy in the Christian church, such as a priest, minister, or bishop, who is responsible for leading worship and performing religious ceremonies. More broadly, it can refer to any religious leader or spiritual guide.「cleric」の類語
「cleric」の類語としては、「priest」、「minister」、「pastor」、「bishop」などがある。これらの単語はすべて、特定の宗教組織における信仰の指導者や儀式の執行者を指す。「cleric」に関連する用語・表現
「cleric」に関連する用語としては、「clergy」、「church」、「religion」、「faith」、「worship」などがある。これらの単語はすべて、宗教や信仰に関連する表現である。「cleric」の例文
以下に、「cleric」を用いた例文を10個提示する。 1. The cleric led the congregation in prayer.(聖職者が信者たちを祈りに導いた。)2. He was ordained as a cleric last year.(彼は昨年、聖職者に任命された。)
3. The cleric delivered a moving sermon.(聖職者が感動的な説教を行った。)
4. The cleric devoted his life to serving his community.(聖職者は生涯をコミュニティへの奉仕に捧げた。)
5. The cleric was respected by all members of the church.(聖職者は教会の全メンバーから尊敬されていた。)
6. The cleric's role is to provide spiritual guidance.(聖職者の役割は精神的な指導を提供することである。)
7. The cleric conducted the wedding ceremony.(聖職者が結婚式を執り行った。)
8. The cleric was known for his deep faith and compassion.(聖職者は深い信仰心と慈悲心で知られていた。)
9. The cleric's teachings had a profound impact on the community.(聖職者の教えはコミュニティに深い影響を与えた。)
10. The cleric spent many years studying theology.(聖職者は多くの年月を神学の研究に費やした。)
聖職者
(クレリック から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/02 20:14 UTC 版)



聖職者(せいしょくしゃ、希: κλῆρος、羅: clerus、英: clergy, cleric)は、宗教上の聖職に就いている人[1]。(宗教的に)人々を導き、教える役割を果たしている人のこと[2]。対義語は、平信徒。
概説
聖職という言葉には「神聖な職」という意味がある[3]。宗教学的には一般信徒から少なくとも機能的に分かれたグループとして位置づけられる[4]。
ヤン・ヴァン・ブラフトは、聖職者について、宗教は技能に還元されるものではないが、教えの体得や禅定の工夫など技術の側面もあるとし、「ほとんどの宗教には、宗教的な営みに専修することを許されたか要求された人々が見られる」としている[4]。
「聖職者」は宗教によって特有の性質が異なるなど複雑で定義しにくいものと考えられており、その例として仏教の「僧」を西洋の言葉で訳すことが難しくmonkとすべきかpriestとすべきかという問題がある[4]。
ブラフトは「聖職者」には4つの要素があると分析し、それぞれの宗教の性質と構造によってどこにアクセントが置かれるかが異なるとした[4]。
- 聖性の側面
- 職種の側面
ブラフトはこれら4つの要素をもつ聖職者がすべての宗教にみられるわけではないとし、また、これらの区別は理念型に過ぎず、実際の聖職者はこれらの要素の幾つかが混合した存在としている[4]。
キリスト教における聖職者
キリスト教では、「聖職者」と呼ぶ範囲・対象について、教派ごとに違いがある。
正教会では神品(主教・司祭・輔祭)が聖職者と位置づけられる。神品以外の教衆(副輔祭、誦経者、詠隊、堂役等)は教役者には含まれるが、聖職者には含まれない[5]。
カトリック教会では司教・司祭・助祭が聖職者であるとされる[6]。カトリック教会では聖職者と教役者はほぼ同義となっている[7]。
聖公会では主教・司祭・執事が聖職者でありかつ教役者とされる[8]。伝道師等は教役者には含まれるが聖職者には含まれない。聖公会においては各教会の管理責任者は牧師の役職として位置づけられる[9]。
プロテスタントでは「万人祭司」の教理から、牧師を聖職者とは呼ばず、「教役者」もしくは「教職者」と呼ぶ。教会での説教など職務の内容や性格は他から見て、カトリックの司祭などと同様に見える部分はあるため、一般的な日本語においては牧師も聖職者と呼ばれる[10]が、牧師が聖職者(司祭)でないというのは、プロテスタントの教義においては重要な点である。
三聖職位の教派別対照表 | |||||
- | 東方教会 | 西方教会 | |||
ギリシア語[11] | 英語[12][13] | 正教会[14] | カトリック教会[15] | 聖公会[16] | プロテスタント (一例)[17] |
Επίσκοπος | Bishop | 主教 | 司教 | 主教 | 監督[* 1] |
Πρεσβύτερος:聖職位 Πάτερ:呼称 Εφημέριος:役職 |
Priest:聖職位 Father:呼称 Parson:役職 |
司祭:聖職位 神父[* 2]:呼称 管轄司祭:役職 |
司祭:聖職位 神父:呼称 主任司祭:役職 |
司祭:聖職位 司祭/先生/師[* 3]/神父[* 4]:呼称 牧師(Rector,Vicar):役職[* 5] |
(正教師:資格[* 6]) 牧師/先生/師[* 3]:呼称 牧師(Pastor):役職[* 7] |
Διάκονος | Deacon | 輔祭 | 助祭 | 執事 | 執事/副牧師/補教師[* 8] |
- ^ ルーテル教会、メソジスト監督教会などにおいて。位置付けは正教会/カトリック教会/聖公会などの主教/司教とは全く異なる。
- ^ コンスタンティノープル総主教庁系列などの一部の正教会では輔祭の敬称としても用いられる[18]。
- ^ a b かしこまった文書において、名前の後に敬称として付加する。
- ^ 英語圏では「Father」という敬称は比較的広く使われる[19]が、日本では稀で、修道司祭を神父と呼ぶケースにほぼ限られる[20][21]。同じ漢字文化圏でも、ハイ・チャーチの影響が強い大韓聖公会では「神父(신부)」という敬称が広く使われており[22]、「女性神父(여성 신부)」なる語さえある[23]。(ただし、韓国語では「婦」も「父」と同じ発音・同じハングル表記である。)
- ^ 概念および原語はプロテスタントの牧師(Pastor)とは異なり、一箇教会の司牧責任者たる司祭または主教のことを指す。また、大韓聖公会では「牧師(목사)」という語は用いられない[22]。
- ^ 日本基督教団などにおいて[24]。聖職位ではなくあくまで「資格」であり、概念は司祭(Priest)とは全く異なる。
- ^ プロテスタントにおける牧師は、正教会、カトリック教会、聖公会における司祭とは位置付けが異なる。
- ^ プロテスタントにおける執事・副牧師・補教師の位置付けは多様であるが、いずれにしても正教会における輔祭、カトリック教会における助祭、聖公会における執事とは、位置付けや役割が異なることが多い。特に長老制・会衆制を採る教会では、教職者ではない平信徒が執事に任ぜられる[17]。
イスラームにおける聖職者
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この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2022年3月)
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イスラームにおいて聖職者に当たるのはウラマー、ムッラーと呼ばれる人々である。キリスト教やユダヤ教やイスラームなどのアブラハムの宗教系の一神教においては聖職者(Priest)とは神と人間の間を取り持つという意味がある。イスラームの建前としては神と人との間に仲介役を入れる、あるいは信徒間に階級差を設けることを嫌う傾向があり、ウラマーは聖職者ではない、とか、イスラームには聖職者はいない、と主張される。日本語の「聖職者」はアブラハムの宗教系一神教独特の事情とは関係ない概念であるが、一部のイスラーム教徒がこのような主張をするので意味が通じず誤解が起こっている。
転用や比喩
学校教師はただ教科を教えるだけでなく、人間としての生き方を教えることを期待されるので、しばしば「聖職者」と形容されるが、これは本来的な用法ではない。
出典
- ^ 大辞泉
- ^ 広辞苑
- ^ 広辞苑 第五版 p.1470
- ^ a b c d e f g h i ヤン・ヴァン・ブラフト. “世界宗教の条件と課題”. 南山宗教文化研究所. 2022年3月28日閲覧。
- ^ 聖職者と修道士
- ^ キリスト教入門・火曜講座
- ^ 喜びと希望(Gaudium et spes)
- ^ 日本聖公会東京教区の"more"ページ
- ^ 聖アンデレ教会で皆さんをお迎えする聖職者たち
- ^ 新村出(編)『広辞苑 第五版』岩波書店、2004年、項目「聖職者」「牧師」頁。
- ^ Ο Επίσκοπος, οι Πρεσβύτεροι και οι Διάκονοι
- ^ 聖公会の出典:Anglicans Online | The Catechism or an Outline of the Faith
- ^ Clergy Etiquette
- ^ 正教会の出典:聖職者と修道士
- ^ カトリック東京大司教区 司祭とは
- ^ 日本聖公会 北関東教区 - 聖公会とは
- ^ a b 『キリスト教大事典』478頁、教文館、昭和48年9月30日 改訂新版第二版
- ^ “Etiquette and Protocol”. Greek Orthodox Archdiocese of America. 2009年4月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年3月21日閲覧。
- ^ “Clergy & Staff” (英語). St. Aidan's Episcopal Church. 2021年9月21日閲覧。
- ^ “信徒の働きを生かす英国の教会”. 日本聖公会 管区事務所 (2003年11月5日). 2021年9月21日閲覧。
- ^ “一つの修女会の発展的解消”. 日本聖公会 中部教区 (2014年7月1日). 2021年9月21日閲覧。
- ^ a b “성공회, 성직자, 호칭, 복장, 교회 성장(聖公会、聖職者、呼称、服、教会成長)”. 성공회 질문 답변(聖公会質問回答) (2001年1月21日). 2021年10月14日閲覧。
- ^ “26일 은퇴하는 ‘첫 여성사제’ 민병옥 신부(26日に引退する「初の女性司祭」閔丙玉神父)”. 서울신문(ソウル新聞) (2011年4月13日). 2021年10月14日閲覧。
- ^ “教規 -第5章- - 日本基督教団公式サイト”. 2021年3月6日閲覧。
関連項目
- 教派別のキリスト教用語一覧
- 教役者
- 司祭
- 牧師
- 神品 (正教会の聖職)
- 僧正
- ウラマー
- 女性聖職者
外部リンク
クレリック(CLC)
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