ヤン・ヴァン・ブラフト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/23 02:52 UTC 版)
人物情報 | |
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生誕 | 1928年??月??日![]() |
死没 | 2007年1月1日 (79歳) |
出身校 | ルーヴァン・カトリック大学 |
学問 | |
研究分野 | 神学・宗教学・哲学 |
研究機関 | 京都大学・南山宗教文化研究所 |
ヤン・ヴァン・ブラフト(Jan Van Bragt、1928年 - 2007年)は、日本宗教と哲学を専門とする研究者。名古屋市にある南山宗教文化研究所に所属し、1976年には初代所長を務めた。
経歴
1928年、ベルギーのフランドル地方にあるシント・アントニウス・ブレヒトに生まれた[1]。18歳のとき淳心会に入会し、1952年に司祭に叙階された。神学院で修士号を取得した後、そこで哲学を教えながら、ルーヴァン・カトリック大学で博士課程の学生としてヘーゲルの研究を続けた。1961年、同大学から博士号を授与される。
博士号取得後の1961年、日本へ向かった。最初の18か月を日本語学習に費やし、その後の18か月を大阪のカトリック堺教会で助祭として務めた後、京都大学に進学した。1965年から1971年にかけて京都大学で学び、京都学派の哲学者・西谷啓治による代表作の一つ『宗教とは何か(Religion and Nothingness)』(カリフォルニア大学出版局、1983年)を英訳した。また、東西宗教交流学会でも中心的な役割を担い、1989年から1997年まで会長を務めた。
参考文献
- Heisig, James W. (2008), "In Memoriam: Jan Van Bragt (1928–2007)," Buddhist-Christian Studies 28:141-144.
脚注
外部リンク
- ヤン・ヴァン・ブラフト - 南山宗教文化研究所内のページ。ヴァン・ブラフトの著作リストも記載。
- ヤン・スィンゲドー「ヤン・ヴァン・ブラフト元所長を偲んで」
- ヤン・ヴァン・ブラフトのページへのリンク