ヤン・ヴァーツラフ・トマーシェクとは? わかりやすく解説

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ヤン・ヴァーツラフ・トマーシェク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/10/29 06:52 UTC 版)

ヴァーツラフ・ヤン・クシュチテル・トマーシェク
Václav Jan Křtitel Tomášek
基本情報
生誕 1774年4月17日
ボヘミア(現 チェコ)、スクテチ
死没 (1850-04-03) 1850年4月3日(75歳没)
 チェコプラハ
職業 作曲家、音楽教師

ヴァーツラフ・ヤン・クシュチテル・トマーシェク(Václav Jan Křtitel Tomášek, *1774年4月17日 スクテチ †1850年4月3日 プラハ)はボヘミア作曲家・音楽教師。ドイツ語名ヨハン・ヴェンツェル・トマシェク(Johann Wenzel Tomaschek)で知られる。

フルディムで最初のヴァイオリン教育と声楽教育を受け、その後はイフラヴァ修道院の付属学校に進学。1790年よりプラハ法学哲学医学を専攻。おそらくこの頃にフランティシェク・クサヴェル・デュシェックよりピアノ教育を受ける。1824年に開設した音楽学校は、19世紀前半のプラハ楽壇の中心となり、トマーシェク自身はも当時の最も重要なピアノ教師の一人と見做された。門人で音楽評論家のエドゥアルト・ハンスリックは、ベートーヴェンに匹敵する存在と見做した。その他の門人に、アレクサンダー・ドライショクのようなヴィルトゥオーソのほか、ヤン・ベドジフ・キットルヤン・ヴァーツラフ・ヴォジーシェクのような作曲家がいる。

作品に、歌劇と舞台音楽、いくつかの交響曲ピアノ協奏曲、さまざまな編成による室内楽ピアノ・ソナタ、初期ロマン派様式によるピアノ小品(エクログ、ラプソディディテュランボス)、ショパンの前触れのような超絶技巧を要するピアノ曲などがある。なかでも3つのミサ曲、2つのレクイエム、いくつかのカンタータゲーテシラーの詩による合唱曲やリートなどを作曲した。

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