ミニディスク
Hi-MD
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/13 18:25 UTC 版)
Hi-MD規格の発表がされた2004年はフラッシュメモリやHDDを利用したデジタルオーディオプレーヤーが市場に投入されてから数年経過しており、それらの普及が拡大している状況であった。ソニーもHi-MDと同時並行でデジタルオーディオプレーヤー市場に参入しており、その後はそれに力を入れるようになった。 ソニー以外のメーカーでHi-MD製品を投入していたのはオンキヨー・バッファロー(ソニーから海外向けウォークマンをベースとした機種をOEM供給)等数社であり、2008年時点ではオンキヨーのHi-MDデッキ2機種 『MD-133』『MD-105FX』 と2006年4月に発売されたソニーのポータブルHi-MD録音再生機『MZ-RH1』1機種が流通していた。2004年から2005年にかけて発売されたオーディオコンポやHi-MD Photoに対応したデジタルカメラ付きHi-MDウォークマン『MZ-DH10P』などは全機種生産終了している。この『MZ-RH1』が最新のHi-MD機器でかつ最後に発売されたMDウォークマンとなった。そして2011年7月に『MZ-RH1』が出荷終了(製造終了)となった。 以上、Hi-MDフォーマットの投入から程なくiPodなどのデジタルオーディオプレーヤーが普及したことやHi-MDフォーマットそのものの投入が遅かったこと、更に録音・再生機器の価格が高額だったことなどから搭載機種(製品)は既存のMDLPやNet MDほどの普及までには至らなかった。その結果通常のMDより早くHi-MD市場は終了した。
※この「Hi-MD」の解説は、「MDレコーダー」の解説の一部です。
「Hi-MD」を含む「MDレコーダー」の記事については、「MDレコーダー」の概要を参照ください。
Hi-MD
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 13:40 UTC 版)
2004年発売のHi-MD『HMD1G』および2005年発売の『HMD1GA』は録音用MDとデータ用MDの両方の性質を兼ね備えたディスクだったが、デジタルオーディオプレーヤー市場の主流がフラッシュメモリベースとなった関係で需要が減少したため、2012年(平成24年)5月に出荷終了(製造終了)となった。
※この「Hi-MD」の解説は、「ミニディスク」の解説の一部です。
「Hi-MD」を含む「ミニディスク」の記事については、「ミニディスク」の概要を参照ください。
Hi-MD
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/16 15:08 UTC 版)
Hi-MD(ハイエムディー)は高音質化や長時間録音、PCとの親和性向上など多岐に渡る拡張がなされた規格。2004年(平成16年)1月8日、ソニーによって発表された。 以前の音楽MD・MDLP・Net MDからの主な変更点や特徴は次の通り。 新たに発表されたHi-MDフォーマット専用の大容量ディスク『HMD1G』を使い、最大45時間の長時間録音ができる 従来のディスクはHi-MD用に初期化することで、以前の約2倍の容量で利用できる 48 kbpsから352 kbpsまでの、幅広い用途に使える圧縮録音モードが追加された MDでは初となる、44.1 kHz、16ビットリニアPCMによる非圧縮録音モードに対応した 録音したトラックをPCに吸い出せるようになった PCからミニディスクをストレージメディアとして利用でき、USBメモリと同じように文書・音楽・写真ファイルを保存可能(ポータブルHi-MDドライブ『DS-HMD1』などを使用) 別売りのHi-MD専用カードリーダー『MCMD-R1』を使用して、Hi-MDモードのディスク(従来MDを初期化したものを含む)へ画像データの転送ができる また、2005年(平成17年)3月2日には規格拡張が発表された。 DCF・Exifをベースにした写真管理用規格Hi-MD PHOTOを追加 これにあわせ、音楽用規格の名称はHi-MD AUDIOに変更 Hi-MD AUDIOの対応コーデックにオプション扱いでMP3を追加 以上、Hi-MDは従来のMD機器をベースに、音楽以外のコンテンツも記録できる汎用メディアとして利用できる。
※この「Hi-MD」の解説は、「ミニディスク」の解説の一部です。
「Hi-MD」を含む「ミニディスク」の記事については、「ミニディスク」の概要を参照ください。
- Himdのページへのリンク