録音モード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 13:40 UTC 版)
ステレオとモノラルの2種類がある。モノラル録音モードではディスク額面表記の2倍の長時間録音ができるため、会議やラジオ番組の録音などに利用される。どちらのモードで録音した場合もATRACで音声の非可逆圧縮が行われる。
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録音モード
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追加録音モードはそれぞれLP2モード、LP4モードと呼ばれ、従来のステレオモード(MDLP対応機器ではSPあるいはSTモードと呼ばれる)のそれぞれ2倍、4倍の時間分の録音ができる。 LPモードの符号化方式にはATRAC3を採用し、ビットレートはLP2モードで132 kbps、LP4モードで66 kbpsである。 MDLPにおける各録音モードと使用ディスク、録音可能時間の関係モード名符号化方式などCH80分ディスク74分ディスク60分ディスク表記時間比適した用途SP-STEREO ATRAC 292 kbps ステレオ 80分 74分 60分 1.0倍 CDからの録音、音楽演奏の収音など SP-MONO ATRAC 146 kbps モノラル 160分 148分 120分 2.0倍 モノラル音源(ナレーション等)の録音など LP2 ATRAC3 132 kbps ステレオ 160分 148分 120分 2.0倍 楽器の練習など LP4 ATRAC3 66 kbps ステレオ 320分 296分 240分 4.0倍 会議やラジオの録音など LP4モードではステレオ音声の左右相関を利用して圧縮する"Joint Stereo"を導入することで、ビットレートの不足を補っている。各LPモードにはいずれもモノラル録音モードはない。また、ATRACと違いスケールファクターが存在しないため音量の調整は出来ない。 なお、これらLPモードのビットレートはSPモードである292 kbpsの2分の1、4分の1より若干小さい。これは、MDLP非対応機器でLP形式のトラックを再生した際に問題が起こるのを避けるために各サウンドグループ(212バイト)毎に20バイトのダミーデータが挿入されているためである。
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録音モード
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Hi-MD AUDIOでは多くの録音モードがサポートされ、幅広い用途に対応できるようになった。しかし録音操作の複雑化を避けるためか録音モードの多くはPCからの転送のみの扱いであり、Hi-MD機器本体のみで録音できるモードは3モードに絞られている。 また、MD創生期から利用されていたATRACの両モードである292 kbps、146 kbpsは廃止となった。このため、Hi-MD機器でこれらのモードを利用したい場合には従来フォーマットでディスクを使う必要がある。 Hi-MD AUDIOが対応する録音モード は以下のとおり。 ATRAC3plus 352 kbps, 256 kbps, 192 kbps, 64 kbps, 48 kbpsに対応。 256 kbpsはHi-SPモード、64 kbpsはHi-LPモードと呼ばれHi-MD機器単体で録音ができる。 一方で352 bps, 192 kbps, 48 kbpsにはモード名が無く、録音手段はPCからの転送のみである。 最低音質である48 kbpsでは45時間の録音ができる。ただし48 kbpsは音楽としては実用的なビットレートではない。音楽の場合最低64 kbpsほどは必要とされるため、48 kbpsはラジオ録音などの用途向けといえる。 ATRAC3 132 kbps, 105 kbps, 66 kbpsに対応。 いずれもPCからの転送のみ対応。132 kbps, 66 kbpsはMDLPで導入済みだが、105 kbpsはHi-MD AUDIOで新たに追加された。このビットレートは従来からネットワークウォークマンなどで利用されていたがMDには導入されていなかったため、使いまわしに難があった。132 kbps, 66 kbpsの呼称として従来使われていたLP2、LP4というモード名は廃止され、ビットレートで呼ばれる。 リニアPCM 1.4 Mbpsの無圧縮モード。従来のMDはどの録音モードでも必ず非可逆圧縮がかかっていたため、高音質を求める層には敬遠されていたが、これが追加されたことでそれらの層にもアピールできるようになった。 また、これにあわせてソニーはHi-MDの音声トラックをPC上で汎用のWAV形式に変換するWindows用のソフトウェア『WAV Conversion Tool』を無償公開した。これは後に『SonicStage』に統合された。 なお変換元トラックの録音モードはPCMに限らずどれであっても問題ないが、いずれの場合でもディスクがHi-MDフォーマットのみに限定されている。 MP3 32 kbpsから320 kbpsの固定・可変に両対応。 2005年春の規格拡張で追加されたコーデック。サンプリング周波数は44.1 kHz。PCからの転送においては、他のコーデックと同様に『SonicStage』などの専用ソフトウェアで暗号化を行う必要がある。 なおこのコーデックはオプション扱いであり、2005年春以降のすべてのHi-MD AUDIO機器が再生に対応するわけではない。 Hi-MDにおける各録音モードと使用ディスク、録音可能時間の関係モード名符号化方式など録音手段1GBディスク80分ディスク74分ディスク60分ディスク備考PCM リニアPCM 1.4 Mbps 本体・PC 約1時間34分 約28分 約26分 約21分 MD初の無圧縮モード。 名称なし ATRAC3plus 352 kbps PCのみ 約5時間30分 1時間35分 1時間30分 Hi-SP ATRAC3plus 256kbps 本体・PC 約7時間55分 約2時間20分 約2時間10分 約1時間45分 主観評価実験にて音質はPCMと比較して違いはわからないとされる 名称なし ATRAC3plus 192 kbps PCのみ 約11時間00分 3時間10分 3時間00分 Hi-LP ATRAC3plus 64 kbps 本体・PC 約34時間00分 約10時間10分 約9時間20分 約7時間40分 主観評価実験にて音質はMP3 128kbpsと同等とされる 名称なし ATRAC3plus 48 kbps PCのみ 約45時間00分 約13時間30分 約12時間30分 (旧・LP2) ATRAC3 132kbps PCのみ 約16時間30分 約4時間50分 約4時間30分 約3時間40分 名称なし ATRAC3 105 kbps PCのみ 約20時間40分 約6時間10分 約5時間40分 約4時間40分 (旧・LP4) ATRAC3 66 kbps PCのみ 約32時間40分 約9時間50分 約9時間00分 約7時間20分 名称なし MP3 128 kbps PCのみ 約17時間00分 約5時間00分 約4時間30分 MP3対応機種のみ再生可能。これ以外にも多くのレートが利用できる。
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