古文字
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 08:29 UTC 版)
ペー族の知識人や歌い手のような一部の芸人は、古来、漢字を用いてペー語を表記する方法を用いていた。「古白字」や「方塊白字」とも呼ばれる。チワン語の古壮字や、ベトナム語のチュノムと同様の方法であるが、現存する資料は新しく、14世紀以降のものである。使用される字は、次の4種に分類できる。 漢字の音義を使用(音読み) 漢字の音のみを使用(当て字) 漢字の字義のみを使用(訓読み) 創作漢字(国字に相当) ペー語には古漢語と同じ語彙が多く、漢字での表記がチワン語やベトナム語などよりも容易であり、新たな字の創作は少数に留まる。広東語方言字などと同様に、語気助詞を表す字には、漢字に口偏を付けて、音を借りたものがある。
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