現存する資料
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 00:16 UTC 版)
木材に刻まれた26点のテキストが残されており、それぞれ2から2,320の単独の絵文字と、合計で15,000以上の合字の絵文字が刻まれている。おそらく島の首長の神聖な杖である「文字板 I」(別名、「サンティアゴ杖」)以外の大半は長方形の木板である。「文字板 J」と「L」は「レイミロ」の飾りに刻まれたもの、「X」は「タンガタ・マヌ」(鳥人)の小像の様々な部位に刻まれたものである。また、「Y」は、ロンゴロンゴの文字板から切り取られた木材により組み立てられた、ヨーロッパのかぎ煙草入れの箱である。レイミロのような装飾品や小像、杖などの文字板は、美術品としての価値もあることから固有の名称が付けられている(Buck 1938:245)。「文字板 C」と「S」は、残されている文書から、宣教師がやって来るより以前のものであることがはっきりしているが、他の文字板もこの2つと同じくらいか、より古いものである可能性がある。その他にも、ロンゴロンゴであると証明される可能性のある、単独で刻まれた絵文字や短い絵文字の列が知られている。
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