現存する複写とは? わかりやすく解説

現存する複写

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/01 14:02 UTC 版)

ヴァルトゼーミュラー地図」の記事における「現存する複写」の解説

出版され千枚数えるこの地図複写の中で、たった一枚未だに現存する複製であるとして知られている。それは元々ドイツニュルンベルク出身天文学者地理学者地図製作者でもある、ヨハネス・シェーナーにより所有されていた。その複製地図存在1901年にジョセフ・フィッシャーにより、ドイツヴュルテンベルクにあるヴォルフエッグ城(英語版)のワルトブルク・ヴォルフエッグ・ヴァルトゼー侯図書館で再び発見されるまで、長らくその所在不明であった。その地図2001年アメリカ議会図書館が城の図書館から一千万ドル購入するまで、ヴォルフエッグ城で保管されていた。この複製地図1515年ごろ出版され第二版のものであるとの指摘がある。 またヴァルトゼーミュラー同じく製作した布製地図の複製は、4存在確認されている。最初に再発見されたもの1871年見つかった地図で、現在はアメリカ合衆国ミネソタ大学にある、ジェームズ・フォード・ベル図書館保管されている。もう一つ複製プトレマイオス地図帳中に挟まっていたもので、現在はドイツミュンヘンにあるバイエルン州立図書館所蔵されている。3枚目の複製1992年発見されドイツオッフェンブルクにある国立図書館で、アリストテレス作品の1冊に装丁されている。4目の複製は、あるヨーロッパ人所有者ヴァルトゼーミュラー地図についての新聞記事読んだ2003年に、脚光を浴びることとなった。この4目の複製オークションかけられ一枚地図としては最高額値段でシャルル・フロードシャム社によって落札されている。

※この「現存する複写」の解説は、「ヴァルトゼーミュラー地図」の解説の一部です。
「現存する複写」を含む「ヴァルトゼーミュラー地図」の記事については、「ヴァルトゼーミュラー地図」の概要を参照ください。

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