現存する能阿弥作品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 09:19 UTC 版)
白衣観音図 (文化庁保管) 一幅 絹本墨画淡彩 応仁2年1468年 重要文化財 子の周健喝食のために泉涌寺妙厳院で描いた旨の墨書がある。元は三幅対で、本図はそのうちの中幅と見られる。 花鳥図屏風 (出光美術館) 四曲一双 紙本墨画 応仁3年1469年3月 重要文化財 能阿弥の基準作で代表作。また、製作年がはっきりした現存最古の水墨花鳥図屏風としても貴重な作品。 浄土真宗仏光寺・花恩院(経豪)の寺務継承祝いとして贈られた。牧谿の「観音猿鶴図」(大徳寺蔵)から多くのモチーフを借用しており、鑑賞者にも、その視覚体験を共有していることを前提に構成されている。 蓮図 (正木美術館) 一幅 紙本墨画 重要文化財 自詠和歌と75歳の款記あり 重要文化財 三保松原図 (兵庫県立美術館西宮頴川分館) 六幅 紙本墨画 重要文化財 伝相阿弥 元は六曲一双の屏風絵だったと考えられる。伝能阿弥筆の伝承を持つが、画風から孫の相阿弥の代まで下げる意見が強い。
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