外耳
外耳
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/29 09:06 UTC 版)
聴覚器官(2と3が外耳) | |
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人間の耳の構造。1:骨導、2:外耳道、3:耳殻、4:鼓膜、5:前庭窓、6:槌骨、7:砧骨、8:鐙骨、9:三半規管、10:蝸牛、11:聴神経、12:耳管
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英語 | Outer ear |
器官 | 感覚器 |

外耳(がいじ)とは、耳の構造のうち耳介(耳殻)と外耳道を合わせた部分をいう。
一般的な言葉で言うと(外から見える)耳と耳の穴のことである。
耳介(耳殻)
耳介(じかい)または耳殻(じかく)は、外耳道より外に付着した皮膚と軟骨より形成される扇状の構造物。ヒト以外の動物では集音効果のある物が多く、随意運動が可能である種も多い。ヒトにおいては集音効果は乏しく、耳介を動かす筋も発達していない(耳介を動かすことができる人もいる)。なお、耳垂は耳介にふくまれる。
外耳道
外耳道(がいじどう)は、いわゆる耳の穴のこと。骨部と軟骨部に分かれている。骨部は毛が生えておらず、軟骨部は毛が生えており皮脂腺などもある。感覚神経は外側が三叉神経支配であり顔面の知覚と同じであるが、内側は迷走神経支配であり咽頭の知覚神経と同じである。外耳道の内側(奥側)をさわると咳が出るのはそのためである。
外耳の異常・疾患
- 外耳炎
- 耳介軟骨膜炎
関連項目
「外耳」の例文・使い方・用例・文例
- 外耳
- 外耳.
- 耳介の外耳の再建手術
- 欠いている外耳
- 外耳道
- 米国西部およびメキシコの平原に生息する、外耳の開口部を持たない数種のほっそりしたトカゲ
- 外耳道に挿入されるイヤホン
- 外耳道の入り口の中心の頭骨計測の場所
- 耳介から鼓膜にいたる外耳の中の道のいづれか
- 外耳、中耳、内耳を含む聴覚器官のすべての構成要素
- 人間の外耳の肉の垂れ下がった部分
- 外部から見える外耳の軟骨性の構造物
- 外耳の炎症(耳介と外耳道を含む)
- 外耳からの分泌物
- 関節の周り、または外耳への尿酸塩の堆積
- 外耳炎という病気
- 外耳道という,動物の器官
- 耳門という,外耳の一部分
- 外耳道という,動物の耳の部分
外耳と同じ種類の言葉
- >> 「外耳」を含む用語の索引
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