DARAZコミュニティ放送とは? わかりやすく解説

DARAZコミュニティ放送

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/10 06:36 UTC 版)

株式会社DARAZコミュニティ放送
DARAZ FM Corporation
種類 株式会社
略称 DARAZ FM
本社所在地 日本
683-0063
鳥取県米子市法勝寺町70番
DARAZ CREATE BOX内
設立 2009年4月1日
業種 情報・通信業
法人番号 3270001004805
事業内容 コミュニティ放送「DARAZ FM」の番組制作、運営管理
代表者 代表取締役 冨田寛
資本金 2,560万円
主要株主 米子市、境港市米子信用金庫山陰合同銀行
外部リンク http://www.darazfm.com/
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株式会社DARAZコミュニティ放送
DARAZ FM Corporation
愛称 DARAZ FM
コールサイン JOZZ8AT-FM
周波数/送信出力 79.8 MHz/20 W
本社・所在地
683-0063
鳥取県米子市法勝寺町70番 DARAZ CREATE BOX内
設立日 2009年4月1日
開局日 2010年6月1日
演奏所 本社と同じ
送信所 鳥取県西伯郡大山町長田字壬平1052 NTT孝霊無線中継所(上清水山)
中継局 なし
放送区域 米子市の一部と日吉津村
公式サイト http://www.darazfm.com/

株式会社DARAZコミュニティ放送(ダラズコミュニティほうそう、DARAZ FM Corporation)は、鳥取県米子市の一部地域と西伯郡日吉津村放送区域として超短波放送FM放送)をする特定地上基幹放送事業者である。

DARAZ FM(ダラズエフエム)の愛称でコミュニティ放送を行っている。

本記事では、発起人となった特定非営利活動法人喜八プロジェクト(きはちプロジェクト、KIHACHI OKAMOTO - PROJECT)をはじめとする関連団体についても記述する。

概要

2010年(平成22年)に開局。鳥取県ではFM鳥取に続く4年ぶり2局目のコミュニティ放送局である。

保有する特定地上基幹放送局呼出名称DARAZ FMで、地域名が入らないのは珍しい。

「ダラズ」は本来山陰地方の方言で「馬鹿者」[注釈 1]という意味であるが、ここでの「DARAZ」とは「なんでも真っ先に飛びついて、突拍子もないことをしてしまうがどこか憎めない人のこと」「既成概念にとらわれないクリエイティブな活動をする人のこと」をいい、その「DARAZ」を広めることで米子に活気を取り戻そうという意味がこめられている[1]。ジングルやスポットなどでは、「DARAZ FM 79.8」(ダラズエフエム ななきゅっぱ)と呼ばれることが多い。

本社と演奏所は、米子市法勝寺町のDARAZ CREATE BOX(ダラズ クリエイト ボックス、略称:DCB)にある。

送信所大山町の上清水山、NTT孝霊無線中継所に併設され、周波数79.8MHz・出力20Wで送信している。標高の高さに加え、既存FM放送局(エフエム山陰NHK-FMFM鳥取)への混信防止対策として北西への指向性を掛けている為、実効放射電力が80Wと高くなっている。

放送エリアは、米子市全域、日吉津村全域、他周辺地域[2]

番組の編成方針として、既発局のBSSラジオV-airよりもターゲットとなる年齢層を若く設定している。自社制作ワイド番組や箱番組フロート番組等を中心に編成する傍ら、2014年(平成26年)5月まで大阪府FM802を再送信しつつ24時間放送を行っていた。翌6月からは25:00 - 29:00に休止時間を設け、全時間帯を自社制作番組に切り替えた。その後、2022年(令和4年)4月の改編で、MUSIC BIRD for COMMUNITYからの番組配給を受けつつ24時間放送を再開した。

ちなみに、島根県出雲市の愛ステーション(エフエムいずも)ではMUSIC BIRD for COMMUNITYを、鳥取市のRADIO BIRD(FM鳥取)ではDIGITAL J-WAVEを再送信している。

沿革

  • 2010年平成22年)
    • 3月19日 - 放送局(現・特定地上基幹放送局)の予備免許取得。
    • 3月27日 - 「DARAZ CREATE BOX」(DCB、局舎とサテライトスタジオが入居)がオープン。ここはかつて「ガイナーレグリーンスクエア」「YONAGOれいるろおど館」と呼ばれていた場所である。
    • 4月16日 - 試験電波発射開始[3]。地元アーティストの音源と「試験電波発射中」である旨のコメントで構成した。
    • 5月1日 - 昼間に2時間程度の生番組を挟む格好での試験放送に移行(関係者イベントのCMも挿入)。
    • 5月17日 - 放送局の免許取得。生放送時間を拡大。平日昼は「Lunch Break Café」、夕方は「夕刊DARAZ」(現在の「夕刊DARAZ+」)のタイトルで本放送に近い形で放送。
    • 6月1日 - 11:00より本放送開始。フィラー番組としてのFM802の再送信は午後9時より開始。
    • 8月 - 日曜生放送開始。
    • 12月30日 - インターネットによるサイマルラジオを開始。
  • 2013年(平成25年)7月16日 - エムティーアイによるインターネットラジオ「ListenRadio」での再送信開始。
  • 2014年(平成26年)5月31日 - この日の放送を以てFM802の再送信を終了。翌6月1日「もっとDARAZに」をスローガンに全面リニューアル。深夜1:00 - 5:00は放送休止、放送される番組は全面自社制作へと切り替えた。
  • 2022年(令和4年)4月4日 - MUSIC BIRD for COMMUNITYの配信を開始し、8年ぶりの24時間放送および他局制作同時ネットを再開[4]。同時に自社制作番組の配分や放送時間を大幅に見直し、平日朝ワイド『OH! HA! ダラ』を終了し『中海テレビニュース モーニングスタジオ』を枠拡大、昼前の『Lunch Break Cafe』は『ひるまえSwiCHEER』、夕方の『夕刊DARAZ+』は『夕刊DARAZ NEXT』へと改題される。

生放送番組

基本的には後述のDARAZ STUDIOで公開放送を行うが、一部例外もある。

月曜日 - 金曜日
  • 中海テレビニュース モーニングスタジオ(6:30 - 7:30) - 中海テレビ放送で放送されている朝ワイドの同時再送信(音声のみ)。
月曜日 - 木曜日
  • ひるまえwitCHEER(10:30 - 12:00)
  • 夕刊DARAZ+(16:00 - 18:00(厳密には17:54)) - 2011年10月に「夕刊DARAZ」から改題。ヘヴィー・ローテーション「今月の『これ、どげな?』」が存在する。
火曜日
  • スバル代行 presents 松本誠二の帰ってきたヘヴィ・メタルの逆襲(9:00 - 10:00)(15:00 - 15:45→ 木 10:00 - 10:45 → 金 20:00 - 20:45 → 土 12:00 - 12:45) - 収録の場合もある。現行の生放送番組では唯一リピートがある。
  • ほのまるのかす向かいのナイスガイ!(19:00 - 20:00)
木曜日 
  • Anhology Radio+(第1週・20:00 - 21:00) - 収録番組
  • 第2木曜の夜に…(第2週・20:00 - 21:00)
  • ヨナゴ☆デンパRX(第3週・20:00 - 21:00) - 収録番組
  • hiro-t.(ヒロト)のもっとDARAZに(第4週・20:00 - 21:00)
  • 第5木曜の夜に(第5週・20:00 - 21:00)
金曜日
  • GENSHINの週末BANZAI(8:00 - 9:00)
  • Funday Friday(9:15 - 9:45)
  • 金ダラDX〜〜す〜だら!(10:45 - 14:00)
  • 金ダラDX〜Waa-daだよ(17:00 - 18:55)
  • 腹よしおのこうやってこうするフライデー(19:00 - 20:00)
土曜日
  • 音楽大喜利(仮)(第1週のみ 10:00 - 11:55)
  • 競馬予想ラジオ(競馬開催時期 17:00 - 18:00、翌日6:05 - 7:00に再放送)
日曜日
  • It's 笑 time!!(22:30 - 24:00)
不定期
  • DARAZ FM スポーツスペシャル「GOGO!ガイナーレ!」 - ガイナーレ鳥取試合中継。サイマルラジオ・ListenRadioでの再送信なし。
  • 80'sアイドルラジオ - 時折番組名が異なる。
ニュース・天気予報
ワイド番組のニュースは日本海新聞新日本海新聞社、2013年度までは読売新聞)、天気予報はウェザーニューズから情報提供を受ける。

他局とのコラボレート番組

2016年5月以降、周辺地域のコミュニティ放送局とのコラボレーションを行っている。

年末年始特番

12月31日から1月1日にかけて、年越し特別番組「DARAZ FM 年越しオールナイトスペシャル」の放送が恒例となっている。年越し後にを行うのも恒例である。放送中はDCBも開放されている。

そのほかネット番組

喜八プロジェクト

特定非営利活動法人喜八プロジェクト
KIHACHI OKAMOTO - PROJECT
国籍 日本
格付 特定非営利活動法人
法人番号 3270001004805
専門分野 まちづくり
設立日 2007年5月31日
代表者 理事長 判澤正大
活動地域 鳥取県米子市
郵便番号 683-0063
事務所 鳥取県米子市法勝寺町70番 DARAZ CREATE BOX内
外部リンク http://www.daraz.org/
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特定非営利活動法人喜八プロジェクト(きはちプロジェクト、KIHACHI OKAMOTO - PROJECT)は、DARAZ FMの番組編成を手掛けるNPO法人。米子市出身の映画監督岡本喜八の業績の顕彰を中心に、地域活性化を目的とした活動を行っている(いわゆるまちづくり団体)。

「DARAZ」の商標(商標登録第5245989号)を保有する。

DARAZ CREATE BOX

DARAZ CREATE BOX(ダラズ・クリエイト・ボックス)は、米子市法勝寺町の元町商店街と本通り商店街の交差点にあるテナントビル。略称「DCB」。かつては山陰合同銀行の支店で、移転後は「YONAGOれいるろおど館」、「ガイナーレグリーンスクエア」が入居した。

営業時間

  • 11:00 - 18:00

テナント

1F
  • DARAZ STUDIO(ダラズスタジオ)
DARAZ FMのサテライトスタジオ。通称「ダラスタ」。生放送番組は基本的にここで公開放送をしており、深夜11時開始の番組でも公開で行われリスナーが見学に来ている。収録番組も一部ダラスタで収録しており、音声は流れないが収録風景を見ることはできる
  • DARAZ MUSEUM(ダラズミュージアム)
旧銀行の金庫室を利用しており、イラストレーターの松村宏によるだらず様や岡本喜八、植田正治水木しげるの壁画が描かれている。
  • インスタントラーメン専門店 だらず
2014年6月1日に開店。やかん亭のフランチャイジー。
2F
  • 喜八プロジェクト事務所
  • DARAZ FM本社・スタジオ

DARAZ PRESS 798

DARAZ FMの情報誌(季刊:年4回発行)。番組情報の他、イベント情報なども掲載されている。DCBやエリア内の書店等で無料で入手可能。

脚注

注釈

  1. ^ 「だら」が「馬鹿・阿呆」を意味する。
  2. ^ FMいずもがキー局ではあるが、企画製作はイマージュタイムである。

出典

  1. ^ DARAZとは? 喜八プロジェクト
  2. ^ 会社概要 DARAZ FM 79.8MHz(Internet Archiveのアーカイブ:2013年10月9日収集)
  3. ^ DARAZ・FM ”産声”番組試験放送スタート 日本海新聞 2010年5月2日(同上:2010年5月3日収集)
  4. ^ 4月4日~新編成スタートのお知らせ(タイムテーブル)

関連項目

  • 山陰放送 - 米子もサービスエリアにするAM放送局(エリア自体は鳥取と島根の山陰両県)。本社は米子市にあるので会社も競合する位置になる。
  • エフエム山陰(V-air)- こちらも米子もサービスエリアにするFM放送局(エリア自体は鳥取と島根の山陰両県)。ただし本社は島根県松江市
  • 中海テレビ放送 - 鳥取県西部(米子・日吉津・境港・伯耆・日南・南部・大山)をサービスエリアにするケーブルテレビ局
  • しまるーと - NOISY NIGHTと冬季限定番組である「大山ホワイトリゾート スノーパラダイス」の出演者のインターネットラジオサイト。
  • 岡本喜八

外部リンク


DARAZコミュニティ放送(DARAZFM、コミュニティ放送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 15:07 UTC 版)

FM802」の記事における「DARAZコミュニティ放送(DARAZFM、コミュニティ放送)」の解説

2010年6月から2014年5月まで再放送行っていた。鳥取県米子市主たるサービスエリアとしている。1週間編成の約50%FM802編成となっていた。CMの間はBGM差し替えていた。飛び乗り・飛び降り行われなかった。

※この「DARAZコミュニティ放送(DARAZFM、コミュニティ放送)」の解説は、「FM802」の解説の一部です。
「DARAZコミュニティ放送(DARAZFM、コミュニティ放送)」を含む「FM802」の記事については、「FM802」の概要を参照ください。

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