トータルデザイン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/27 03:45 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動トータルデザイン (total design) とは、製品から案内表示や乗り物、設備や施設全体までを総合的に管理し、製品や世界観などを一環でデザインを担当すること。環境デザインにおいては、周辺環境や立地条件に配慮し、一定の範囲を対象に、それを構成する建築空間や施設体をデザインするという考え方。
従来の施設や空間、製品等のデザインを個別に行う方法から、より良い空間づくり、統一感、整合性のとれたデザイン等を目指す新たな試みである。さまざまな制度との障害、設計者の意識未成熟といった課題はあるが、複数の施設、空間の関係をつくること、各専門分野間のコラボレーションを図ることなどが目標となる。また、デザインの体制づくりも含まれる。
トータルデザインの例
- 金子彰史によるゲームワイルドアームズのトータルデザイン
- 井上純弌によるゲームテラ:ザ・ガンスリンガーのトータルデザイン
- 水戸岡鋭治による客船おりんぴあどりーむのトータルデザイン
- 水戸岡鋭治による岡山県総合グラウンド陸上競技場のトータルデザイン
- スタジオゴクウによるサントリー製品のトータルデザイン
- 松井龍哉によるスターフライヤーのトータルデザイン
- 田中一光による無印良品のトータルデザイン
- 成田亨によるウルトラシリーズのトータルデザイン
- 福岡市地下鉄七隈線のトータルデザイン
- 清水悟(シミズ・デザイン事務所)によるプリンスアイスワールドのトータルデザイン
- 荻原貴明によるデイリーポータルZのトータルデザイン
- 中川憲造によるヨコハマNEWSハーバーのトータルデザイン
- 富士急ハイランドリゾート・ホテル&スパ客室「リカちゃんルーム」のトータルデザイン
- 兜岩知也による道の駅お茶の京都みなみやましろ村のトータルデザイン
その他
宝塚造形芸術大学造形学部産業デザイン学科には、環境トータルデザインコースがある。
関連項目
トータルデザイン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 08:41 UTC 版)
「新幹線E7系・W7系電車」の記事における「トータルデザイン」の解説
共通キーワードを”和”とし、今後首都圏と北陸新幹線沿線を結び、日本の伝統文化と未来をつなぐという意味から「”和”の未来」を車両のデザインコンセプトとした。車体デザインはエンツォフェラーリやE6系を手がけた奥山清行の監修により、川崎重工業が以下のキーワードを元にし担当した。2014年10月1日に財団法人日本産業デザイン振興会の2014年度グッドデザイン賞を、2015年5月21日に「鉄道友の会」の第58回(2015年)ブルーリボン賞をそれぞれ受賞した。 『洗練』 日本の伝統と最新技術の融合により新たな価値を生むことで表現。 『ゆとり・解放感』 和風空間に集うことで得られる心地よさで表現。
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