げいじゅつ‐しじょうしゅぎ〔‐シジヤウシユギ〕【芸術至上主義】
芸術至上主義
【英】:AESTHETICISM
芸術は、政治や宗教など他のすべてのものの目的から束縛されずに、完全に自立しており、純粋にその価値つまり美を目的として扱われねばならないとする立場をいう。それは芸術を創造する側にも、享受する側にもみられて、時に「芸術のための芸術(l´art pour l´art)」として唱えられた。これは19世紀半ばに初めて用いられたといわれており、「人生のための芸術(l´art pour la vie)」に対立するものとされる。この立場は19世紀末には、唯美主義の思潮と結びついて、極端な芸術への愛情として流行した。しかし美的体験への飽くなき欲求と美という一つの価値へのこだわりから、長つづきすることなく終わった。
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