諸王の王とは? わかりやすく解説

諸王の王

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/02 17:38 UTC 版)

諸王の王(しょおうのおう、: king of kings キング・オブ・キングス, the King ザ・キング; lord of lords ロード・オブ・ローズ; emperor エンペラー)または王の中の王王中の王王者の王王の王とは、「皇帝」および「唯一神」の同義語


諸王の王

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 14:02 UTC 版)

パルミラ」の記事における「諸王の王」の解説

詳細は「セプティミウス・オダエナトゥス」を参照パルミラ君主一覧英語版)」も参照 222年パルミラと関係の深いカラケネ王国は、パルティアアルサケス朝)を倒してサーサーン朝ペルシア(224-651年)を興したアルダシール1世在位226年頃-241年)によって滅ぼされた。その後サーサーン朝230年メソポタミア占領すると、ペルシア湾支配して海上交易拡大していった。シャープール1世在位241-272年)の時代わたってシリアからメソポタミアにかけてサーサーン朝ローマとの戦闘が相次ぎパルミラ通商途絶えがちになるに従いパルミラ射手中心とする部隊ローマのもと編成されていく。 260年皇帝ウァレリアヌス在位253-260年)が、シャープール1世との戦闘シリア・メソポタミア戦争イタリア語版))において、エデッサ(現、ウルファ)の戦いで捕虜となり、首都クテシフォン虜囚のまま虐殺されると、セプティミウス・オダエナトゥス(オダイナト〈ウダイナ〉)が、262年凱旋の途につくシャープール軍をユーフラテス河畔において襲撃しクテシフォンまで追い詰め一矢を報いたオダエナトゥスアラブ人家系であり、元老院議員で「タドモル首長」(レーシュ=タドモル〈RŠ TDMWR〉、パルミラ太守ギリシア語: exarchos Palmyrenōn〉)の称号持ったハイラーン (Ḥairan) の息子であったオダエナトゥスは、続いてガッリエヌス在位253-268年)を支援して対抗勢力を討つなど皇帝即位貢献したことで、内憂外患悩まされるローマ東の守り任される至った。後の271年パルミラ碑文には「諸王の王」(王の中の王)にして「東方全域総督改革者再建者)」という称号記されている。本拠パルミラローマから半独立状態にあり、オダエナトゥス東方総督として肥沃な三日月地帯シリアからメソポタミアオアシス都市味方にして、常にサーサーン朝対峙したが、267年出征の際、オダエナトゥス長男ヘロデス(英語版) (Herodes) が、エメサ(現、ホムス)で、甥のマエオニウス(英語版)によって暗殺された。しかし、オダエナトゥス後妻であったゼノビアバト=ザッバイ〈BTZBY、Bath-Zabbai〉「ザッバイの娘」の意)が間もなく鎮圧し実子ウァバッラトゥス(ワーバラト、ワハバッラート〈「神アッラート贈り物」の意〉)を擁立してパルミラ実権握った文化的素養があったといわれるゼノビアは、側近一人として哲学者カッシオス・ロンギノス(英語版)を顧問迎えている。

※この「諸王の王」の解説は、「パルミラ」の解説の一部です。
「諸王の王」を含む「パルミラ」の記事については、「パルミラ」の概要を参照ください。

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