内憂外患
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/06/03 02:43 UTC 版)
内憂外患(ないゆうがいかん)は、『春秋左氏伝』からとされる概念。
概要
内部や国内で生ずる問題と、外部や外国からもたらされる煩わしい事柄のことをいう。内外における心配事を総じていう[1]。
由来
これは中国の歴史書である『春秋左氏伝』が由来とされる。そこでは戦国時代のことが述べられており、その時代に晋に楚が攻め込んできたのであるが、その際に士燮は戦わないことを主張していた。それは外からの問題が無くなれば次は国内での問題が出てくるために、あえて外部からの問題を残して国内での団結を図ろうと主張していたのであった。このときの士燮の主張は採用されなかったが、晋は楚に勝利していた。この時に士燮が主張していたのは内外無患であったのだが、これが後に内憂外患へと変化したとされる[2]。士燮は退却を主張する際に、聖人のみが完全に内外の患いを無くすことができるわけで、我々は聖人ではないのだから内外双方の患いを無くすことはできない。外の患いが治まれば次は必ず内の患いが起こるものであり、このためこの際は外の患いを残すことにしようと述べていたのであった。聖人のみが内にも外にも患いがない状態にできているということを内外無患としていたのであった[3]。
脚注
- ↑ 日本国語大辞典,四字熟語を知る辞典, デジタル大辞泉,精選版. “内憂外患(ナイユウガイカン)とは? 意味や使い方”. コトバンク. 2026年6月3日閲覧。
- ↑ nakamuranami (2022年2月28日). “【内憂外患】とは内外における心配事のこと!実は政治だけでなく、会社や家庭に対しても使える言葉って知ってた?”. Domani. 2026年6月3日閲覧。
- ↑ “No. 39 【 内憂外患 】 ないゆうがいかん|今日の四字熟語・故事成語|福島みんなのNEWS - 福島ニュース 福島情報 イベント情報 企業・店舗情報 インタビュー記事”. fukushima-net.com. 2026年6月3日閲覧。
「内憂外患」の例文・使い方・用例・文例
- 内憂外患のページへのリンク
