密庵咸傑とは? わかりやすく解説

密庵咸傑

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 17:29 UTC 版)

禅林墨跡」の記事における「密庵咸傑」の解説

密庵 咸傑(みったん かんけつ1118年 - 1186年)は、中国南宋時代禅僧。名は咸傑、俗姓は鄭。福清の人。応庵曇華法嗣南宋はじめの禅林巨匠である。密庵門下松源崇嶽破庵祖先曹源道生の3人を密庵下の三傑称し、この法系から多く墨跡生んだ著名な墨跡筆者は、松源派では中国古林清茂了庵清欲虚堂智愚蘭渓道隆日本宗峰妙超一休宗純破庵派では中国無準師範中峰明本無学祖元清拙正澄日本夢窓疎石曹源派では中国一山一寧日本雪村友梅などがあげられる密庵咸傑法語 淳熙6年1179年8月、密庵に随従した璋禅人という人物の求めに応じて、禅の要旨書き与えた法語印可状とも見られる)。27行・290文字異例ともいうべき綾絹の上行書濃淡自由に書いている。密庵は書法長じたが、その墨跡は稀でこの法語唯一とされる。これを秘蔵する龍光院には、この墨跡以外は掛けないという「密庵床」と称する床が特設され、その茶席を「密庵席」と称している。龍光院蔵国宝指定名称は密庵咸傑墨蹟法語 淳熙己亥仲秋日))。

※この「密庵咸傑」の解説は、「禅林墨跡」の解説の一部です。
「密庵咸傑」を含む「禅林墨跡」の記事については、「禅林墨跡」の概要を参照ください。

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