虚堂智愚とは? わかりやすく解説

虚堂智愚

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 17:29 UTC 版)

禅林墨跡」の記事における「虚堂智愚」の解説

虚堂 智愚(きどう ちぐ、1185年 - 1269年)は、中国南宋時代禅僧。名は智愚、息耕(そくこう)・息耕叟と号し俗姓は陳。象山の人。運庵普巌法嗣門下霊石日本僧では南浦紹明らがいる。南浦紹明弟子大徳寺開山宗峰妙超であるが、大徳寺茶道と縁が深く茶道において宗峰の師としての虚堂墨跡鎌倉時代から特に重んじられた。その墨跡には張即之の書の影響見られる一休宗純虚堂7世の孫にあたる。著に『虚堂和尚語録』(1269年刊)がある。 虚堂智愚法語 虚堂入宋中の無象静照書き与えた法語江戸時代京都茶人大文字屋がこの墨跡所蔵していたとき、その手代が蔵の中立てこもり切り破ってしまったことから、俗に破れ虚堂呼ばれるその後松平不昧の手渡り1938年帝室博物館東京国立博物館前身)に寄贈された。 墨跡中の「日」の字と左払い用筆特異である。紙本、28.5cm×70cm。東京国立博物館国宝指定名称は虚堂智愚墨蹟法語))。

※この「虚堂智愚」の解説は、「禅林墨跡」の解説の一部です。
「虚堂智愚」を含む「禅林墨跡」の記事については、「禅林墨跡」の概要を参照ください。

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