虚圏(ウェコムンド)
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「BLEACH」の記事における「虚圏(ウェコムンド)」の解説
現世と尸魂界のはざまにある空間。Hueco Mundoと書かれるようにHueco (Hollow)(虚)の世界。虚は普段ここに潜んでおり、その間はたとえ死神であってもその動向を把握することはできない。 空間は砂漠のようになっており、その砂は白く水は存在しない。石英のような物質でできていると思われる枯れた木がところどころにある。常に夜で、現世とは月が反転して映る。現世や尸魂界に比べて大気中の霊子濃度がかなり高いため小さな虚なら呼吸をするだけで充分な栄養を得られる上、死神・虚・滅却師などもこの空間では大幅に力が上昇する。 虚夜宮(ラス・ノーチェス) 虚圏(ウェコムンド)内にある、藍染惣右介など反逆の死神たち・破面(アランカル)らの城。Las Nochesの文字通り(夜)を意味する。無機的な外観で、距離感が狂わされるほど、とてつもなく大きい。城の一部の通路(22号地底路など)にはそこを担当する警備の破面がおり、彼らが倒されるとその部分は崩壊する仕組みになっている。 アニメ版では、22号地底路での一護たちを襲うトラップなどの描写があり、アイスリンガーがその様子を見ていた。 また、城にある一部の天蓋の内側には藍染が形成した青空があり、藍染はその光の差し込んでいる場所を監視することができる。城のすべての壁面には監視カメラが仕掛けられており、管制室のような場所から内部の様子を確認できる他、廊下の配置を組み換えることも可能である。 元々は「虚園の王」として君臨していた大虚時代のバラガンの城であり、その当時は屋根がついておらず、本人曰く夜空全体を城の屋根としていた。 十刃と黒崎一護達及び護廷十三隊の隊長格との交戦で至る所が損壊するが、「見えざる帝国」のキルゲ・オピー率いる虚圏狩猟部隊の襲撃により更に荒廃を極めた。 ネガル遺跡 虚圏内にある遺跡。虚夜宮(ラス・ノーチェス)からかなり距離が離れた位置に存在する。 千年血戦篇にて、虚圏に来訪した浦原・織姫・チャドや破面の生存者らが、キルゲが「何者か」に両断された後、修行のため虚夜宮からここに移動し集結している。 浦原によると、移動も修行の一つとの事。 メノスの森(アニメオリジナル設定) 虚圏の砂の底に広がっている、メノスの生息地。そこでは「アシド」という死神が大虚(メノスグランデ)と長い間戦い続けていたが、虚夜宮(ラス・ノーチェス)に乗り込もうとした一護たちと出会った。その後、ルキアたちを庇って消えたため、消息は不明。
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虚圏(ウェコムンド)
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「BLEACH 〜放たれし野望〜」の記事における「虚圏(ウェコムンド)」の解説
多くの虚が住む岸壁と砂場で構成された広大な世界。虚圏の中心部の先には天月の城砦が聳え立っている。また千里玉を製造するための採掘場もある他、現世、尸魂界、断界へと繋がる裂界門もどこかに設置している。
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虚圏(ウェコムンド)
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「BLEACHの登場人物」の記事における「虚圏(ウェコムンド)」の解説
虚(ホロウ)については虚 (BLEACH)を、破面(アランカル)については破面を参照。 藍染惣右介(あいぜん そうすけ) 声 - 速水奨 前・護廷十三隊五番隊隊長。死神達の最大の宿敵にして『尸魂界篇』、『破面篇』の黒幕。 市丸 ギン(いちまる ギン) 声 - 遊佐浩二 五番隊副隊長(110年前~不明)→三番隊隊長(不明~尸魂界篇終了) 流魂街の出身。一人称は「ボク」。京都弁で喋り、細い目付きで常に薄ら笑いを浮かべたような表情をしている。松本乱菊とは同期であり、幼なじみ。幼少時代に道端に倒れていた乱菊を助け、一時期は同居していた。 尸魂界篇では兕丹坊を倒して瀞霊廷に侵入しようとした一護達の前に現れ、兕丹坊もろとも一行を門の外まで吹き飛ばした。その後はルキアの処刑の決定を巡って藍染や日番谷らに疑念を抱かれ、さらに藍染が何者かに殺害される事件が発生した際には、彼を犯人であると確信した雛森に斬り掛かられるなどしたが、真の黒幕は自身の死を偽装していた藍染であり、市丸はその部下として活動していたに過ぎなかった。この際に副隊長の吉良イヅルを、自身への信頼を利用して本人の知らぬ内に計画に利用していた。その後は崩玉を抜き取られ、用済みとなったルキアを始末しようとするも、駆け付けた白哉に阻止され、藍染や東仙と共に虚圏へと姿を消した。 110年前は真央霊術院を1年で卒業、入隊後即席官の座を用意されるほどの逸材として五番隊に入隊。当時の三席を瞬殺した事で、副隊長だった藍染に見込まれて後の仲間となり、後に隊長の平子を虚化・現世失踪に追い込んで藍染が隊長に昇格すると、自身も副隊長に昇格した。その後、三番隊の隊長に就任すると、藍染との関係も冷え込んだと思われていたが、実際にはその右腕として忠実に行動していた。 破面篇終盤にて藍染・東仙・その他十刃らとともに偽の空座町での決戦に乗り込み、十刃の全滅により藍染と共に戦闘に参加し、『仮面の軍勢』の猿柿ひよ里を、胴体を両断する重傷を負わせ戦闘不能に追い込む。その後は一護と交戦するも、精神的な脆さを露呈した一護に失望し、その場を立ち去るよう促す。 しかし彼の真の目的は、幼少時に乱菊の魂魄の一部を盗んだ藍染への復讐であり、死神を志したのも詳細は不明ながら「乱菊のために世界を変える」という決意が理由であった。藍染とともに本物の空座町へと侵攻した際、一瞬の隙を狙い『神殺鎗』の能力によって藍染の殺害を実行に移し、胸部に大穴を開ける重傷を負わせるが、藍染のさらなる覚醒を促し彼の凶刃に倒れた。その後は「最後の月牙天衝」を修得した一護に対し心中で藍染を倒すことを託し、最期は乱菊の腕の中で息絶えた。 小説「BLEACH The Death Save The Strawberry」によればギンの取った行動は結果善であり、その過程は紛れもない悪であったことから死後に瀞霊廷に墓を建設することが許されず、乱菊と出会った東流魂街62地区花枯(かがらし)に、彼女が私財を投じて墓を建てたとのことである。斬魄刀:『神鎗(しんそう)』 封印時は脇差の形状をしている。能力解放とともに刀身が伸縮自在となり、敵めがけて刀身を伸ばすことによる強力な一撃で攻撃する。その長さは刀百本分とされる。羽織で隠して相手が油断しているところに攻撃したり、離れている相手を瞬時に仕留めたりなど奇襲に向いている。 解号は「射殺せ『神鎗』(いころせ『〜』)」。 【卍解】:『神殺鎗(かみしにのやり)』 能力解放に伴う形状変化はないが、始解時よりも刀身が伸びる速度と距離が大幅に上昇する。当初市丸は「手を叩く音の500倍で13kmにまで伸びる」と語っていたが、実際にはそれほど早くも長くもなく、刀身が一瞬だけ塵状に変化して瞬時に長さを変えている。これを利用して刀身の一部のみを刀に戻さず、貫いた相手の体内に残すことが可能。刀身の内部には魂魄の細胞を溶かし崩す猛毒があり、「死せ『神殺鎗』(ころせ『〜』)」の解号で毒を回らせることで内部から破壊する。 東仙 要(とうせん かなめ) 声 - 森川智之 前・護廷十三隊九番隊隊長・瀞霊廷通信編集長。一人称は「私」。 流魂街の出身。生来の盲目であり、コーンロウと褐色の肌が特徴の死神。かつて慕っていた女性(声 - 早水リサ)が、死神同士のトラブルにより彼女の夫に殺害された過去から、亡き彼女の正義を貫こうとする想いを原動力に、常に平和と正義を重んじる信念の下に行動する。しかしその心の奥底には、彼女を殺害した死神たちの世界そのものへの憎悪と復讐心を秘めており、入隊した目的もその想いを遂げるためであった。 狛村とは真央霊術院時代に流魂街で剣の修行をしているときに出会い、ともに正義を誓い合った親友であり、彼からは自身の憎悪と復讐心を推察されていた。隊長時代は優れた人物であったようで、檜佐木に戦士としてのあり方と戦い方を指導し、師として敬愛されていた。 101年前当時は九番隊の第五席として拳西の部下だったが、実際には五番隊副隊長であった藍染の支持の元で動いており、魂魄消失案件を調査していた拳西らを裏切って他の同僚たちを始末し、拳西と白を虚化させた。 尸魂界篇では現世より侵攻してきた雨竜を始解で気絶させて捕縛し、その後は狛村とともに現世一行に味方した更木剣八と交戦し卍解を発動するが、剣八の捨て身の攻撃を受け敗北する。しかしその後藍染の謀反が発覚すると、逃亡していた恋次とルキアを突如急襲して強制的に藍染の下に連行し、ルキアの体内に隠された崩玉の奪取を手助けした。その後は藍染や市丸と共に、虚園へと姿を消した。 破面篇では虚圏統括官の立場として十刃以下の破面の統率を担い、命令に違反して出撃したグリムジョーの左腕を切断した。その後、偽の空座町での決戦に同行し、狛村・檜佐木と対峙し、虚化を披露。狛村と正義の在り方について言葉を交わすも、復讐の対象であった死神たちに迎合し、安寧な暮らしに満足して復讐の意思を捨てる事を良しとせず、刀剣解放を発動して2人を追い詰め狛村に止めを刺そうとするも、皮肉にも視覚を得たが故に生じた隙を檜佐木に突かれ、喉を貫かれて敗北した。即死は免れその後は狛村・檜佐木と和解するも、藍染の手により処刑されて死亡した。 藍染の側についた理由は、最後まで明かされなかった。また、慕っていた女性やその夫の名も明かされず、復讐を成し遂げたのか否かも明かされていない。小説版『BLEACH Can't Fear Your Own World』では、慕っていた女性や夫の正体や罪に問われなかった理由が明かされ、藍染との出会いも描かれた。また、藍染の口から、東仙への処刑は慈悲であることが語られた。さらに、東仙は藍染が天に立ったら、自身は死ぬつもりでいたことが明かされた。 アニメでは、最終回のエンドロールで狛村・檜佐木・拳西が墓参りに来る場面が描かれ、墓場には清虫が置かれており、再度慕われる人物であったことが描かれた。斬魄刀:『清虫(すずむし)』 鍔に小さな輪がついている。能力解放に伴う形状変化はないが、超音波のようなものを発して相手を傷つけることなく気絶させたり、刀自体を震動させて拘束をとくことができる。「死神図鑑ゴールデン」で、この音波で本物の鈴虫が大量に寄って来ることが判明。 ほかの死神のように支給された浅打から創り上げたのではなく、東仙が慕っていた女性・歌匡が所持していた斬魄刀を受け継ぎ、修練を重ねて自分の物としている。 解号は「鳴け『清虫』(なけ『〜』)」。 【卍解】:『清虫終式・閻魔蟋蟀(すずむしついしき・えんまこおろぎ)』 能力解放と同時に触覚以外の感覚を封じる楕円形のドーム状の空間を形作る。空間の中では清虫に触れなければ感覚が元に戻ることはなく、東仙が一定のダメージを受けると卍解は強制解除される。101年前の時点ですでに(現在とは若干異なるが)会得済みだった。ニセ空座町での狛村や檜佐木との対決では、虚化や下記の帰刃の方が優れていると判断したため、再度使用することはなかった。 虚化 破面篇の偽の空座町での決戦で披露した形態。顔の中心に縦線が入った真っ白な仮面が頭全体に装着され、上半身に鎧のような物が出現、更には虚の超速再生能力を有する。仮面を装着したままでも喋れるが、感情が昂ると口元が開く 帰刃:『狂枷蟋蟀(グリジャル・グリージョ)』 虚化した状態での刀剣解放。全身が黒い体毛で覆われ、四本の腕を持ち、背中には鎖が巻かれた二本の角と昆虫のような四枚の翅が生えた、虫のような姿に変わる。顔も口元を除き、土偶のような仮面で覆われる。この状態になったときは視力を得て狂喜していた。超速再生能力も強化されており、大抵の損傷はすぐに修復する強靭さを持つ。
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