最期の瞬間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/11 02:55 UTC 版)
タイタニックが沈んだ際、スミスがどのように亡くなったのかは諸説がある。遺体回収の際、スミスの遺体は発見されておらず、生存説もある。数人の生存者たちは、救命胴衣を身に付け海中にいるスミスを目撃したと証言している。一方で、オープンブリッジに浸水が及ぶ中、操舵室にいるスミスを見たという証言もある。ロバート・バラードの『タイタニック発見(The Discovery of the Titanic)』では、沈没の10分前にあたる午前2時13分にスミスがブリッジに入っていったとしている。この説は1997年の映画『タイタニック』でも採用されている。しかしこの他にも、Aデッキプロムナードまで戻ったスミスが、その直後に窓が割れて船内の大階段に向けて吸い込まれていくのを見たという証言もある。タイタニックは4月14日の23時40分頃氷山に衝突したが、翌日の2時23分まで沈まなかった。このことは、スミスの死亡日が1912年4月15日であることを裏付けている。
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