生存説とは? わかりやすく解説

生存説

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/26 01:30 UTC 版)

生存説(せいぞんせつ)とは、ある時期に死亡したとある人物、あるいは絶滅した生物は実はその時点以後も生存していた、もしくはまだ現在も生存中なのではないかと推測する仮説のこと。

概要

ある人物・動植物が既に死亡あるいは絶滅しているがいまだにどこかで何らかの理由で実は生きている、もしくは死亡・絶滅したとされる年月日以降も生きていたと語られる話であり、対義語は「死亡説」である。 同一人物説を兼ねていることが多い。また一種の貴種流離譚と化しているものもある。動植物の場合、未確認生物として扱われる。

人物

動植物

UMA(未確認動物)という用語の提案者である實吉達郎により、ネッシーやツチノコなどの狭義の未確認動物と区別するために「絶滅未確認動物」(extinct mysterious animals, EMA)という呼称が考案された[21]がUMAとは違い、一般化しなかった。

古生物学ではプレスリー分類群と呼ばれるほか、実際に生存が確認された場合のものはラザロ分類群英語版と呼ばれる。

脚注

  1. ^ 学研教育出版 (2013). 未知動物の大百科. 学研プラス. p. 92. ISBN 9784059147695. https://books.google.co.jp/books?id=4QpnCgAAQBAJ&pg=PA92#v=onepage&q&f=false 
  2. ^ 日本史未解決ファイル p140
  3. ^ 日本史未解決ファイル p143
  4. ^ 八切止夫「信長殺し、光秀ではない」
  5. ^ 日本史未解決ファイル p137
  6. ^ 日本史未解決ファイル p286
  7. ^ 『涌幢小品』第三十
  8. ^ 松浦静『甲子夜話続編』
  9. ^ 村岡素一郎史疑 : 徳川家康事跡民友社、1902年、151-153頁。doi:10.11501/992561NCID BN08077503OCLC 56037612全国書誌番号: 54011976https://dl.ndl.go.jp/pid/992561/1/862023年1月12日閲覧 
  10. ^ 日本史未解決ファイル p293
  11. ^ 山田風太郎「生きている上野介」、長辻象平「忠臣蔵釣客伝」など。
  12. ^ 義央-菊姫(大炊御門経音室)-経秀-家孝-経久-家信-師前-一条実孝-実文-実昭-実綱
  13. ^ 日本史未解決ファイル p133
  14. ^ 日本史未解決ファイル p290
  15. ^ 白石光 (2021). 100%ムックシリーズ完全ガイドシリーズ296 独ソ戦完全ガイド. 晋遊舎. p. 104. ISBN 9784801814660. https://books.google.co.jp/books?id=NXn4DwAAQBAJ&pg=PA104#v=onepage&q&f=false 
  16. ^ 並木伸一郎 (2007). 最強の都市伝説1. 経済界_(出版社). p. 1994. ISBN 9784766783988. https://books.google.co.jp/books?id=lHK4DQAAQBAJ&pg=PA1994#v=onepage&q&f=false 
  17. ^ Voice編集部 (2016). Voice_平成28年9月号. PHP研究所. p. 51. https://books.google.co.jp/books?id=jyIODQAAQBAJ&pg=PT51#v=onepage&q&f=false 
  18. ^ 谷野作太郎 (2017). 中国・アジア外交秘話. 東洋経済新報社. p. 162. ISBN 9784492444429. https://books.google.co.jp/books?id=-RKYDgAAQBAJ&pg=PT162#v=onepage&q&f=false 
  19. ^ 『朝日新聞』1972年2月10日朝刊1面。
  20. ^ a b c サイゾー編集部 (2021). サイゾー 2021年7・8月合併号. 株式会社サイゾー. p. 58. https://books.google.co.jp/books?id=qKM4EAAAQBAJ&pg=PA58#v=onepage&q&f=false 
  21. ^ 実吉達郎『UMA(未確認動物)EMA(絶滅未確認動物)読本』(新紀元社、 2005年5月)
  22. ^ 羽仁礼 (2001). 超常現象大事典. 成甲書房. p. 187. ISBN 9784880861159. https://books.google.co.jp/books?id=aw1KNBN4uPUC&pg=PA187#v=onepage&q&f=false 
  23. ^ 上林祐 (2012). 知っておきたい 謎・奇妙・不思議ないきもの. 西東社. p. 165. ISBN 9784791683550. https://books.google.co.jp/books?id=Q3WQGAMEr7wC&pg=PA165#v=onepage&q&f=false 
  24. ^ 鈴木英四郎 (華僊人)『怪世界 : 珍談奇話』精華堂、1908年、13頁https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/885790/132021年10月3日閲覧 

参考文献

  • 日本博学倶楽部『日本史未解決ファイル 聖徳太子架空人物説」から「西郷隆盛生存説」まで』PHP研究所、2005年10月。 ISBN 9784569664668 
  • バルロワ, ジャン=ジャック 著、ベカエール直美 訳『幻の動物たち』 上、早川書房〈ハヤカワ文庫 NF 138〉、1987年11月。 ISBN 978-4-15-050138-9 
  • バルロワ, ジャン=ジャック 著、ベカエール直美 訳『幻の動物たち』 下、早川書房〈ハヤカワ文庫 NF 139〉、1987年11月。 ISBN 978-4-15-050139-6 

関連項目



生存説

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 09:47 UTC 版)

明智光秀」の記事における「生存説」の解説

山崎の戦いの後、竹藪竹槍刺され死んだのは影武者荒木山城守行信あり、光秀美濃国中洞まで落ち延びたという生存説がある。落武者となった明智光秀姓名を荒深小五郎改め生きながらえたが、関が原の戦い東軍参戦する途中で洪水遭い死去した、と尾張藩士・天野信景随筆集塩尻』に記述している。この説によると享年75才。岐阜県山県市中洞には明智光秀供養塔桔梗塚があり、明智光秀末裔存在している。

※この「生存説」の解説は、「明智光秀」の解説の一部です。
「生存説」を含む「明智光秀」の記事については、「明智光秀」の概要を参照ください。

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