生存率

デジタル大辞泉

せいぞん‐りつ【生存率】

読み方：せいぞんりつ

１ ある行為の後に生存している確率。「雪山遭難時の—」

２ 実測生存率のこと。

３ 生命表で、ちょうどx歳に達した人がx+n歳に達するまで生存する確率。特に、n=1つまり1年間生存する確率をいう。→死亡率

人口統計学辞書

生存率

死亡確率 ¹は、ある期間またはあるコウホートの死亡を詳しく研究するために用いられ、ちょうどｘ歳の個人がｘ＋ｎ歳に達する前に死亡する確率_nｑ_xで表される。ｎ=1の場合は年間死亡確率 ²といい、ｎ=5の場合は5年間死亡確率 ³という。瞬間死亡率 ⁴は通常、死力 ⁴と呼ばれ、_nｑ_xのｎがに近づいた時の極限値である。ちょうどｘ歳からｘ＋ｎ歳の間に死ぬ確率を1から引いた値がこの間の生存確率 ⁶である。人口推計では生存率 ⁷が用いられる。これは同時出生集団、あるいはその個人がｎ年後も生存している確率を表す。

• 1. 年齢ｘとｘ＋ｎの間の死亡確率は、年齢ｘとｘ＋ｎの間の死亡数のｘ歳ちょうどの生存数に対する比率で定義される。これに対して、中央死亡率central death rateは、年齢ｘとｘ＋ｎの間の死亡数のこの年齢間の平均人口に対する率で、_nｍ_xと記される。
• 6. 年齢ｘから年齢ｘ＋ｎまでの生存確率は_nｐ_xと記される。

PDQ®がん用語辞書

生存率

【仮名】せいぞんりつ
【原文】survival rate

研究の参加者や治療を受けた集団のうち、診断または治療から一定の期間が経過した後に生存している人の割合のこと。診断または治療から5年後の割合がしばしば用いられ、その場合は5年生存率と呼ばれる。「overall survival rate（全生存率）」とも呼ばれる。

乳がん用語集

生存率（せいぞんりつ）

手術後の治療成績を示す言葉です。たとえば、5年生存率という場合は、術後5年以上経過したある集団の中で、5年以上生存している患者の割合を言います。ですから、再発や転移をしている患者も含まれます。無再発生存率（手術後、再発を起こしていないことを意味します）とは区別します。

Weblio日本語例文用例辞書

「生存率」の例文・使い方・用例・文例

• その結果，心臓発作から１か月後の生存率は26.1％から42.5％に上昇した。
• 心室細動によって人が倒れた場合，治療が受けられないと，１分ごとに生存率が10％下がる。
• AEDを速やかに使用すれば生存率がとても高まる。