他協会との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 08:04 UTC 版)
都内の他の定席寄席(新宿末廣亭、浅草演芸ホール、池袋演芸場)と違い、落語芸術協会の興行は行われていない。 当初は他の寄席と同様に落語協会と落語芸術協会が交代で興行を行っていたが、興行成績不振のため落語協会と合同での番組編成を落語芸術協会に席亭が提案したところ芸協との確執が生じ絶縁。1984年9月以降、芸協の興行は途絶えたままで、実質的に落語協会専用寄席となっている。 また、他の寄席で行われている五代目圓楽一門会、落語立川流所属落語家の例外的な出演(興行は打てないが、他協会の興行への出演、余一会への出演など)も、鈴本演芸場は原則認めていない。上方落語協会所属の落語家は、わずかに出演例がある。年に数回余一会で行われている「落語教育委員会」の新メンバーに選ばれた圓楽一門会所属の三遊亭兼好は、鈴本演芸場には出演できないため、当所で行われる落語教育委員会の興行には必ず、落語協会所属の落語家をゲスト出演させている。また、落語協会所属の講談師(主に宝井琴調)の主任興行の場合は、他に2名程度日替わりで講談協会所属の真打・二ツ目が出演することがある。
※この「他協会との関係」の解説は、「鈴本演芸場」の解説の一部です。
「他協会との関係」を含む「鈴本演芸場」の記事については、「鈴本演芸場」の概要を参照ください。
- 他協会との関係のページへのリンク