他勢力の動向
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/23 08:59 UTC 版)
ソニーはこの時代、SMC-70の発売を経てSMC-777(1983年発売)というパソコンを市場投入した。これらのパソコン向けソフトウェアは、同社が日本国外のゲームソフトをそれらのメーカー(Broderbund等)からライセンス供給を受けて自社製品に移植、このゲームソフトをパソコン販売店に供給するという力技を行った。しかし国内の各ソフトウェアメーカーが自社人気ソフトを移植するほどに市場が拡大せず、同社のパソコン戦略は大幅な方向転換を迫られ、後に他社との共同戦術とも呼べるMSXシリーズの発売へと切り替えていった。 他の、システム(ハードウェア・ソフトウェア)開発・設計費用の圧縮を狙った家電メーカー等も、マイクロソフトとアスキーが提唱したMSX規格に賛同して共同路線を行った。この総合市場は後に徹底した低価格路線へ突入し、業界二位の富士通を抜いてNECに迫る勢いだった。しかしパソコン市場の16/32ビットへの移行により、8ビットパソコン市場は終焉を迎えた。
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