lie
「lie」とは、嘘・ごまかしのことを意味する英語表現である。
「lie」とは・「lie」の意味を詳しく解説
「lie」とは、「嘘」や「ごまかし」を意味し、特に、意図的に相手をあざむこうとするような「悪意のある嘘」を表現する場合に用いられる。動詞として用いられる場合、「(人に対して)嘘をつく」「(他人の)目をあざむく」という他動詞と、「(自分や人が)横たわる・横になる」「(船が)停泊する」「存在する」「(土地などが)広がっている」という自動詞の二つの用法を持つ。
「lie」の活用変化一覧
他動詞としての「lie(うそをつく)」の活用は、「lied(過去形)」「lied(過去分詞形)」と規則変化する。一方、自動詞としての「lie(横になる)」の活用は、「lay(過去形)」「lain(過去分詞形)」と不規則変化する。「lie」の語源・由来
「横たわる」という意味を持つ、自動詞「lie」の語源は、ゲルマン祖語の「ligjana(横になる)」にある。また、「嘘をつく」という意味を持つ、他動詞「lie」の語源は、西ゲルマン祖語「leugan」、古英語「leogan」などにあるとされる。「lie」と「lay」の違い
英単語「lie」を動詞として使う場合、「横になる」「嘘をつく」という主に二つの意味を持つが、「lie」によく似た英単語として、「横に置く」「卵を産む」という意味をもつ英単語「lay」がある。どちらもスペルも意味も似ているために混同されやすいが、「lie」を「横になる(寝る・存在する)」として用いた場合は、自動詞のため、単独で使われているか、動詞の後に前置詞を置いてその動詞を説明するように使われている。一方で「lay」を「横におく」として用いる場合は他動詞であり、動詞の後ろに目的語(名詞・代名詞)が続く必要がある。なお、「lie」は発音記号が「lάɪ」であり、「ライ」と発音する。「lay」は発音記号が「léɪ」であり、「レイ」と発音する。
「lie」を含む英熟語・英語表現
lie inとは
「lie in」とは、「(問題・原因などが)~にある」「(~の状態で)ある」といった意味を持つ英語の熟語である。
lie downとは
「lie down」とは、「横になる」「屈する」といった意味を持つ英語の熟語である。前者は「Do you want to lie down on the sofa?(ソファーに横になる?)」や「Lie down!(伏せ!)」など物理的に横になる、伏せるといった場合に用いられる。一方で、後者は「He takes criticism lying down.(彼は批判をうけいれた)」など、論理的・心理的に頭を下げるような場合に用いられる。
sleeping dogs lieとは
「sleeping dogs lie」とは、「嘘は寝かせておく」から転じて「そっとしておく」「事を荒立てない」という意味をもつ熟語である。日本語のことわざ「寝た子を起こすな」が近い意味をもつ。
「lie」を含む様々な用語の解説
your lie in aprilとは
「your lie in april」は日本の漫画「四月は君の嘘」の英語版タイトルである。「四月は君の嘘」は2011年から2015年まで「月刊少年マガジン」で連載された漫画で、母の死をきっかけにピアノから遠ざかっていたピアニストの少年が、ヴァイオリニストの少女と出会い、再び音楽の道に戻り、成長していくストーリーである。アニメ化、実写映画化、ミュージカル、小説など、幅広くメディアミックス展開されている。
rihanna love the way you lie part 2とは
「rihanna love the way you lie part 2」とは、歌手「rihanna(リアーナ)」の5枚目のアルバムに含まれた曲である。タイトルを日本語訳すると「あなたの嘘を愛して パート2」となる。アメリカのラッパー・エミネムが手掛けた楽曲「Love the Way You Lie」の続編として制作された。
id lieとは
「id lie」とは、アメリカのシンガーソングライターのテイラー・スウィフトの手がけた楽曲名である。タイトルを日本語訳すると「私はうそをつく」となる。アルバム未収録となっている。
sometimes i lieとは
「sometimes i lie」とは、2017年に出版されたアリス・フィーニーの書籍のタイトルである。日本語訳すると「ときどき私は嘘をつく」となる。内容はサスペンス・サイコスリラー。20を超える言語によって翻訳され、世界中で発行されたベストセラー小説である。
「lie」の使い方・例文
「lie」は名詞として用いる場合、「嘘・ごまかし」となり、「She told us a lie.(彼女は私たちに嘘をついた)」などと使うことができる。また、自動詞として「嘘をつく」と表現する場合、「I'm sorry. I lied.(ごめんなさい、嘘をつきました)」や「The man lied about his age.(男は年齢をいつわっていた)」となる。他動詞としての「lie」には複数の意味があるが、主に「横になる」「寝転がる」「(存在が)ある」のいずれかで使われることが多く、「She lies down on the bed.(彼女はベッドに横になった)」「A cat is lying in the sun.(猫が日なたで寝ている)」「The fault lies in myself.(その失敗は私自身にある)」といった使い方ができる。
ライ【lie】
ライ【lie】
LIE
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/24 00:38 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動LIE
- lie - 英語で「横たわる」「偽る」「嘘」などの意味。
- Lie (モデル) - 日本のファッションモデル。
- Lie(ライ) - ノースリーブスのシングル曲。
- リヒテンシュタインのISO 3166-1国名コード。
関連項目
- リー
- ライ (曖昧さ回避) (lie)
- ライズ (lies)
- ラテン文字のアルファベット三文字組み合わせの一覧 (IAAからLZZまで)
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厲鶚
(lie から転送)
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厲鶚 | |
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![]() 厲鶚(清代学者像伝) | |
誕生 |
1692年6月16日 浙江省杭州府銭塘県 |
死没 | 1752年10月17日(60歳没) |
厲 鶚(れい がく、1692年6月16日(康熙31年5月2日) - 1752年10月17日(乾隆17年9月11日))は、中国清代中期の詩人。字は太鴻、号は樊榭(はんしゃ)。
略歴
- 1692年 - 浙江省杭州府銭塘県に生まれる。次男。生家は貧しく、また父親を幼くして亡くしたため、葉たばこ販売を生業にしていた兄(士泰)に育てられた。
- 1714年(22歳) - 汪捨亭の招聘を受けて、1718年まで汪家の子息2人の教師となる。同年、金農(書画家、1687年 - 1763年)と知り合う。その後1718年に長興へ、1720年に揚州へ共に遊ぶ。
- 1720年(28歳) - 郷試に及第。答案は、試験官の内閣学士・李紱が感嘆するほどの出来栄えであった。
- 1721年(29歳) - 会試を受験するも及第せず。
- 1725年(33歳) - 揚州に遊ぶ。その地で、塩商出身の富豪・馬日琯(ばえつかん)の知遇を得て、その後長期間にわたって奇遇。
- 1735年(43歳) - 呉興(浙江省北部)に遊び、当時17歳の朱満と知り合う。
- 1736年(44歳) - 浙江総督であった程元章(1732年着任 - 1734年離任)の推挙で博学鴻詞に臨むも不合格。
- 1737年(45歳) - 喘息を患う。
- 1740年(48歳) - 東城へ移住。足を患う。
- 1741年(49歳) - 初秋、朱満が病に倒れる。衣服などを入質して薬代を賄う。
- 1742年(50歳) - 正月3日、朱満が病死。悼亡詩十二首及び「初秋有感」(一室呼童浄掃除。。。)を作る。
- 1746年(54歳) - 馬日琯と『宋詩紀事』100巻を編集。宋詩作者3812家の作品を収録。
- 1750年(58歳) - 天津の蔵書家・査為仁(さいじん)と『絶妙好詞箋』を刊行(もと宋の周密が『絶妙好詞』として編集したものに箋注を施したもの)。
- 1752年(60歳) - 逝去。
日本への影響
日本への影響は少なく、文化・文政の梁川星巌(1789-1858)及び頼山陽(1781-1832)の二人に限られていると思われる。星巌は厲鶚詩集を愛読し、また山陽は、厲鶚の詩165首を収録した『浙西六家詩鈔』(道光七年(1827年)刊)に選評を付して、嘉永二年(1849年)に刊行している(「漢詩作詩講座」[1])。
日本語訳(読み下し)
- 「晝臥(ひるね)」―岩波文庫『中国名詩選 下』所収
- 「秋夜宿葛嶺涵青精舎二首」など23首[2]
- 『漢詩大系』第22巻(集英社/1967)
- 「春寒」
- 「悼亡姫十二首」の序、第一首、第十二首
- 「焦山看月 分得聲字」
- 「論詞絶句十二首」の第五首
生涯
生家が貧しかった事に加えて父親の早世で幼少期から苦労が絶えなかった。この貧困を救うはずであった科挙及第も最終段階で実らなかった。生活費を捻出するために蔵書を売り払ったり、愛姫・朱満の医療費を賄うために衣類を質に入れたりもしている。晩年、子供のない事に心を痛めた親近者の勧めで娶った妾も、ほどなく彼のもとを去った。その原因も厲鶚の貧困であった。 この貧しき詩人を経済的に支えたのが幼少期は実兄の士泰、青年期以降は馬日琯、査為仁、呉焯といった富豪であり、詩人・蔵書家でもあった人々である。彼らの支援がなければ、詩作を続けることは不可能であったにちがいない。
朱満
貧しいながらも生涯山河を詠い続けた厲鶚にとって、朱満との出会いと別れは忘れえぬ体験であったと思われる。朱満は烏程(現在の浙江省湖州市)出身。紹介の労を取ったのは、「悼亡姫十二首 序」に名前の見える沈幼牧で、朱満は彼の遠縁の従妹。出会いは雍正乙卯の中秋(1735年8月)、朱満17歳、厲鶚43歳の時である。彼女は針仕事のほかに筆硯を好み、厲鶚の教えを受けるや、唐詩200首を暗誦してみせた。
厲鶚が病身である事を気遣って慎ましやかに暮らしていた彼女は、乾隆辛酉(乾隆6年、1741年)秋に病に伏せると、翌年正月三日に息を引き取ってしまう。厲鶚の落胆は想像するに余りある。「悼亡姫十二首」とは、この朱満の詩を悼んで作られたものである(但し『浙西六家詩鈔』に収録されているのは12首中の10首のみで、第9首(何限傷心付阿灰。。。)及び第10首(除夕家筵已暗驚。。。)は収録されていない)。
なお朱満という名前は、「序」の書き出し部分「姫人朱氏、烏程人。。。」と、悼亡姫第4首の第3句「梵夾呼名翻満字」から確認できる。また、厲鶚は彼女に「月上」という字(あざな)を与えたが、これは維摩詰(居士)の娘の名前「月上」から取ったもの[3]。
また、「初秋有感」の最終句「正是苕姫秋病初」に現れる「苕姫」は朱満を指しているが、これは彼女が「苕上故姫」と呼ばれていた事[4]によると思われる。この「苕」とは、苕渓(苕水)のことで、その河岸にあった鮑氏の渓楼こそ1735年8月二人が結ばれた場所である[5]。
詩の特徴
厲鶚は宋代に強い憧れを持ち、詩形式的には宋詩からの影響が強い。また、詩の大半は山河など自然をテーマにしたものである[6]。
作品・集
- 《遼史拾遺》Text Project
- 《東城雑記》
- 《宋詩紀事》100巻
- 《南宋院画録》
- 《南宋雑事詩》
- 《絶妙好詞箋》7巻 絶妙好詞 Google Book
- 《樊榭山房集》 樊榭山房集 Google Book
脚注
- ^ 石九鼎. “鑑識眼を養う”. ★★石九鼎の漢詩館★★. 2012年7月19日閲覧。
- ^ 石九鼎. “厲鶚”. ★★石九鼎の漢詩館★★. 2012年7月19日閲覧。
- ^ 「漢詩大系22、251頁脚注」
- ^ http://www.ziyexing.cn/articles/article-14.htm 厲鶚与朱彝尊“清空”詞風之差異及文化探源
- ^ https://books.google.co.jp/books/about/%E6%A8%8A%E6%A6%AD%E5%B1%B1%E6%88%BF%E9%9B%86.html?id=ftIsAAAAYAAJ&redir_esc=y 樊榭山房集
- ^ http://tc.wangchao.net.cn/baike/detail_104270.htm
関連項目
「lie」の例文・使い方・用例・文例
固有名詞の分類
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