軽蔑していた愛情とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 製品 > 音楽作品 > 楽曲 > 秋元康の楽曲 > 軽蔑していた愛情の意味・解説 

軽蔑していた愛情

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/21 03:44 UTC 版)

軽蔑していた愛情
AKB48シングル
初出アルバム『SET LIST〜グレイテストソングス 2006-2007〜
A面 軽蔑していた愛情
B面 涙売りの少女
リリース
規格 マキシシングル
録音 2007年
日本
ジャンル J-POP
時間
レーベル デフスターレコーズ
作詞・作曲 秋元康(作詞)
井上ヨシマサ(作曲)
プロデュース 秋元康
チャート最高順位
AKB48 シングル 年表
制服が邪魔をする
(2007年)
軽蔑していた愛情
(2007年)
BINGO!
(2007年)
テンプレートを表示

軽蔑していた愛情」(けいべつしていたあいじょう)は、日本の女性アイドルグループ・AKB48の楽曲。楽曲は秋元康により作詞、井上ヨシマサにより作曲されている。2007年4月18日にAKB48のメジャー3作目のシングルとしてデフスターレコーズから発売された[注釈 1]。楽曲のセンターポジションは高橋みなみ前田敦子の2人が務めた[1]

背景とリリース

前作「制服が邪魔をする」から約2か月半ぶりのリリースで、2007年のシングル第2弾。

楽曲は、『チームA 4th Stage「ただいま恋愛中」』で使用されているものである。歌詞は、学校内における「いじめ」、およびそれに伴う「自殺」(歌詞の内容は飛び降り自殺を想定)について問題提起したものとなっている。

楽曲のシングル盤は、初回生産限定盤と通常盤の2種類がリリースされた。両方共CDの収録内容は同一で、初回生産限定盤のみDVDが付属している。CDのカップリング曲である「涙売りの少女」は『チームA 3rd Stage「誰かのために」』からの楽曲であり、援助交際をテーマにした歌詞になっている。初回生産限定盤のジャケット写真は、新聞の社会面の記事を再現している。

選抜メンバーの人数は16人で、佐藤夏希が初選抜入りを果たした。小林香菜が『会いたかった』以来、2作(半年)ぶりの選抜復帰となった。前作の選抜メンバーは全員引き続き選抜入りした。

キャッチコピーは「みんなのことが嫌いでした」。楽曲のTVスポットは、河西智美がナレーションを担当した。

楽曲のミュージック・ビデオは、高橋栄樹が監督を務めている。2007年2月14日に撮影が行われた[2]。ビデオのオープニングとエンディングに白抜き文字でメッセージを表示する映像に、携帯電話の画面に表示されたいじめメールの画像を挟むなどの演出がなされている。校内と高橋みなみが屋上の塔屋に登るシーンは、東京都中央区日本橋小伝馬町にある十思スクエア(旧中央区立十思小学校)で、屋上での歌唱シーンおよび大島優子単独のシーンは、渋谷区千駄ヶ谷津田スクールオヴビズネス屋上でロケが行われた[要出典]。使用された衣装のテーマは「少女たちのお葬式[1]

楽曲はテレビ朝日系『すくいず!』エンディングテーマに起用された。

2012年、大津市中2いじめ自殺事件を機に、「歌詞の内容が事件の概要そのものだ」と再度注目を浴びた。教育評論家の尾木直樹は、「学校の先生たちに、毎朝聴かせてもいいほどの曲」だと評している[3]

アートワーク

「初回生産限定盤」は、新聞記事風で以下の8名にタイトルをかぶせている。

ジャケット写真のメンバー
秋元才加 小野恵令奈 宮澤佐江 前田敦子
河西智美 大島優子 高橋みなみ 小嶋陽菜

「通常盤」は、表題曲の選抜メンバーである。

ジャケット写真のメンバー
初回生産限定盤 秋元才加、大島優子、小野恵令奈、河西智美、小嶋陽菜、高橋みなみ、前田敦子、宮澤佐江
通常盤 『軽蔑していた愛情』選抜メンバー全16名

シングル収録トラック

初回生産限定盤

CD
全作曲・編曲: 井上ヨシマサ
# タイトル 作詞 作曲・編曲 時間
1. 軽蔑していた愛情 秋元康 井上ヨシマサ
2. 涙売りの少女 秋元康 井上ヨシマサ
3. 「軽蔑していた愛情(Instrumental)」   井上ヨシマサ
4. 「涙売りの少女(Instrumental)」   井上ヨシマサ
合計時間:
DVD
# タイトル 作詞 作曲・編曲 監督
1. 「軽蔑していた愛情」     高橋栄樹
2. 「making of 「軽蔑していた愛情」」      

通常盤

CD
全作曲・編曲: 井上ヨシマサ。
# タイトル 作詞 作曲・編曲 時間
1. 軽蔑していた愛情 秋元康 井上ヨシマサ
2. 涙売りの少女 秋元康 井上ヨシマサ
3. 「軽蔑していた愛情(Instrumental)」   井上ヨシマサ
4. 「涙売りの少女(Instrumental)」   井上ヨシマサ
合計時間:

選抜メンバー

収録アルバム

脚注

注釈

  1. ^ インディーズシングルを含めると通算5作目に当たる。

出典

  1. ^ a b 秋元康、オサレカンパニー『AKB48 衣装図鑑 放課後のクローゼット〜あの頃、彼女がいたら〜宝島社〈TJMOOK〉、2017年3月25日、39頁http://akb48.tkj.jp/ 
  2. ^ 小嶋 陽菜 (2017年2月14日). “原宿で撮影。”. Twitter. 2017年5月3日閲覧。
  3. ^ AKBが歌ういじめ社会、5年後の共鳴 人民日報日本語版、原文は朝日新聞2012年11月23日付『ニュースQ3』

参考文献

  • AKB48『軽蔑していた愛情』(初回限定盤)DefSTAR RECORDS、2007年4月18日。ASIN B000NVL0PU 
  • AKB48『軽蔑していた愛情』(通常盤)DefSTAR RECORDS、2007年4月18日。ASIN B000NVL0Q4 

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「軽蔑していた愛情」の関連用語

軽蔑していた愛情のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



軽蔑していた愛情のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの軽蔑していた愛情 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS