根拠
「根拠」とは、「判断が正しいことを示す拠り所としての客観的な情報・事実・データ」を意味する言葉である。簡単にいえば「判断の理由・要因になった物事」のことである。
「根拠」という字は「根本の拠(よりどころ)」という意味である。要するに「物事が成り立つもとになっている部分」のこと。「根拠地」のように「活動拠点」を指す意味で用いられることもある(「本拠」の類義語)。
「根拠」と「理由」の違い
「根拠」と「理由」は、どちらも「なぜそのように判断したのか?」という問いに対する回答となるものである。文脈によってはどちらの語を使っても問題なく意味が通る、という場合も多いが、それぞれ使い分けられる場合もある。あえて「根拠」と「理由」を区別するとすれば、【1】「根拠」は「判断の理由・要因になった物事そのもの」に焦点を当てる。【2】「理由」は、その「物事そのもの」をもとに「どのように考え判断したか」に焦点を当てる。
要するに、「根拠となる事実やデータを手がかりに導かれた考えや判断」が「理由」であり、その「理由を導き出す証拠や手がかりとして参照された事実やデータ」が「証拠」である。
こん‐きょ【根拠】
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