数学基礎論とは? わかりやすく解説

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すうがく‐きそろん【数学基礎論】

読み方:すうがくきそろん

数学基礎に関する理論19世紀導入され集合論逆理逆説)を派生させたが、その反省から生まれた数学とはいかなるのであるべきかの理論20世紀初頭に成立記号論理学用いる。


数学基礎論

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/01 05:08 UTC 版)

(すうがくきそろん、: foundations of mathematics[1], mathematical logic and foundations of mathematics[2])は、現在の日本では、もっぱら数理論理学(mathematical logic)を指す言葉として使われる[3][4][5][注 1]




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数学基礎論

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/14 06:33 UTC 版)

竹内外史」の記事における「数学基礎論」の解説

ゲーデルによって、1931年算術上の数学的内容をもった形式的体系がもし無矛盾ならば、その無矛盾性の証明はその体系の中で形式化されうるようなしかたによっては証明できない(不完全性定理)ことが示されヒルベルト・プログラム遂行至難なことがわかったその後有限立場発展させることによって、1936年ゲンツェン算術(純粋数論)の無矛盾性証明した本質的に算術超える内容をもつ実数論ないしは解析学となると不可避的に集合概念を含むためその無矛盾性の証明極度に困難である。竹内は、1953年LK拡張して高階述語論理をゲンツェン・タイプで形式化(GLC呼ばれる)し、GLCに対してゲンツェン基本定理同様な定理成り立つという予想(竹内基本予想英語版)と呼ばれる)を立て基本予想有限構成的しかたで証明できれば解析学無矛盾性一挙に解決されることを示したその後基本予想部分的解決重ねとともに、その補助手段として構成的順序数一種であるordinal diagramなる概念導入その理論発展整備補強努め広範な内容をもつ解析学部分体系の無矛盾性証明した

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数学基礎論

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/20 04:16 UTC 版)

ヘルマン・ワイル」の記事における「数学基礎論」の解説

著書連続体論』(The Continuum) において、ワイルバートランド・ラッセル型理論用いて非可述的な論理構築した。彼は古典的な代数学のほとんどを、排中律背理法ゲオルク・カントール無限集合用いず構築することに成功したワイル思想この頃ドイツロマン主義者・主観的観念論であったヨハン・ゴットリープ・フィヒテ急進的な構造主義影響受けている。 『連続体論』を発表した後、ワイル自身立場ブラウワー唱える直観主義移した。「連続体」を構成する点は、離散的な実体として存在するワイルは、単に点の集まりでないものとしての連続体望んだ。彼は自身ブラウワーのために、そのこと述べた論文「我々は革命である」(We are the revolution.) を発表した。この論文ブラウワー自身仕事よりはるかに広い影響与え直観主義見方広めたジョージ・ポーヤワイルは、1918年2月9日チューリッヒ開かれた数学者会議において、数学今後の方向性についての賭け行ったワイル今後20年の間に、数学実数集合可算性概念曖昧さ認識し実数最小上界性の真偽について問うのは、ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル自然哲学基本的な主張の真偽を問うのと同程度曖昧であることを認識することになるだろうと予想しそのような疑問対す答え検証不可能であり、体験することができず、したがって無意味であるとした。 しかしながら数年のうちに、ワイルブラウワー直観主義が、批判者が言うように、あまりにも多く制約数学与えると考えようになった。この危機に関する論文は、ワイル形式主義の師であったヒルベルト思想とは相容れないものであったが、1920年代になると、部分的ながら自身立場ヒルベルト思想調和させるようになった1928年頃からワイルは、数学的直観主義エトムント・フッサール現象学的哲学対す自身情熱とは相容れない考えようになった晩年、彼は数学を「記号的構造物」と考え立場を取るようになり、ヒルベルトエルンスト・カッシーラー思想に近づいた。ただし、これについては多く記していない。

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